KAWS、ファレルとの協働で知られるアーティスト、トッド・ジェームス展@NANZUKA UNDERGROUND
アメリカ出身のアーティスト、トッド・ジェームスの新作個展「Soldier Of Fortune」が、東京・神宮前のNANZUKA UNDERGROUNDにて開催。会期は、2023年2月11日(土)〜3月12日(日)まで。
トッド・ジェームスは、ジャン=ミシェル・バスキア、ラメルジー、ケニー・シャーフといったニューヨーク・ストリートアートのDNAを受け継ぐ、ポストグラフィティ世代を代表するアーティスト。まだ10代だった1980年代半ばからリアス(REAS)のタグネームで知られ、スプレーペイント、ネオン、ライトボックス、キャンバス、アニメーションから立体作品まで、さまざまなメディアを通して独自のスタイルを築き上げてきた。
ストリートポップにおける象徴的な存在として、これまでにKAWS、TWIST(バリー・マッギー)らに加え、エミネム、ファレル・ウィリアムスなど、著名なミュージシャンともコラボレーションを行っている。 2000年には、ニューヨークのギャラリー・Deitch Projectsで伝説の展覧会「Street Market」を企画。騒がしい都会の看板やグラフィティにあふれたニューヨークの街並みが実物大のスケールで再現された同展は、翌年にヴェネチア・ビエンナーレのアメリカ・パビリオンを飾り、東京のパルコミュージアムにも巡回するなど、世界的なセンセーションを巻き起こした。
近年は、ストリートアートの世界的なうねりを体現した企画展「Beyond The Streets」に参加するなど、ポストストリートアート運動を牽引する一人として国際的な評価がますます高まっている。
本展は、「Pentagon Pile Up」 と題された新作のブロンズ彫刻作品を中心に構成。初の大型彫刻となる本作は、戦闘機能を失った戦車(装甲戦闘車)たちが積み重なって一体化した姿を表現。数十年に渡り彼の作品に登場している、戦車やミリタリーをモチーフに、ネオンカラーの迷彩服を着たサイケデリックなスナイパーが現実世界の辺境を探察しているペインティングや、ドローイング作品などを発表する。
さらに、NANZUKA Online Storeにて、「Pentagon Pile Up」のエディション作品も限定発売。
トッド・ジェームスによる圧巻の作品世界を、この機会にぜひ体感してみたい。
※掲載情報は2月16日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。
「Soldier Of Fortune」
会期/2023年2月11日(土)〜3月12日(日)
会場/NANZUKA UNDERGROUND
住所/東京都渋谷区神宮前3-30-10
開館時間/水〜日 11:00〜19:00
休館日/月、火
URL/https://nanzuka.com/ja/exhibitions/todd-james-soldier-of-fortune/press-release
Text : Akiko Kinoshita