音楽フェス「サマソニ」に大型アートが出現!| Numero TOKYO
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音楽フェス「サマソニ」に大型アートが出現! 「Music Loves Art in Summer Sonic 2022」

音楽フェス「サマソニ」とアートがコラボ!? 国内外の現代アーティスト5名による大型作品展 「Music Loves Art in Summer Sonic 2022」が2022年8月20日(土)と21日(日)、「サマソニ」会場にて開催される。

金氏徹平 参考画像:第42回丸の内ストリートギャラリー 主催:三菱地所株式会社、監修:公益財団法人彫刻の森芸術文化財団
金氏徹平 参考画像:第42回丸の内ストリートギャラリー 主催:三菱地所株式会社、監修:公益財団法人彫刻の森芸術文化財団

東京の夏を代表する音楽フェス「サマソニ(Summer Sonic)」と文化庁がタッグを組んだ、大型アート作品展が開幕。日本のアーティストを世界トップレベルに育てていくことを目的に、音楽とアートを融合させた分野横断的な取り組みだ。

小林健太 Sketch for the new work ©️Kenta Cobayashi
小林健太 Sketch for the new work ©️Kenta Cobayashi

参加アーティストは、金氏徹平、小林健太、レアンドロ・エルリッヒ、細倉真弓、イナ・ジャンの5名。身の回りの物を既存の意味や用途から解放し、つなぎあわせて作品化する金氏徹平は、見慣れた平面的なイメージ世界を圧倒的な大きさをもって立体化した作品を展示。

レアンドロ・エルリッヒ 参考画像:Order of Importance, Miami Beach, 2019, courtesy of Leandro Erlich Studio, photo: Steve Kehayias
レアンドロ・エルリッヒ 参考画像:Order of Importance, Miami Beach, 2019, courtesy of Leandro Erlich Studio, photo: Steve Kehayias

小林健太は都市空間のきらめきを写し出した作品で本展のメインゲートを手がけ、レアンドロ・エルリッヒは温暖化や気候危機を基本的なテーマに、渋滞する車の列を“現代”の兵馬俑に見立て、現代の遺跡として表現している。

細倉真弓 Mayu, 03'48", 2019
細倉真弓 Mayu, 03'48", 2019

アジアの各地に生きる若者の姿を捉えてきた細倉真弓は、東京に暮らす若者に声をかけ、お気に入りの曲を聴いてもらいながら踊る姿を写し出している。そして、写真を主な表現媒体としながら、絵画や彫刻、コラージュといったさまざまな表現手法を用いてデザインやファッション分野などからも注目されてきたイナ・ジャンは、物語性に富んだ新作を発表する。

日本を代表する音楽フェスの現場から世界に向けて発信される、注目の大型アート展をどうぞお見逃しなく!

※掲載情報は8月16日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。

「Music Loves Art in Summer Sonic 2022」
会期/2022年8月20日(土)、21日(日)
会場/ZOZOマリンスタジアムおよび幕張メッセ
住所/千葉県千葉市美浜区美浜1および千葉市美浜区中瀬 2-1
URL/https://www.summersonic.com/attractions/detail/music_loves_art_in_ss22/

Text : Akiko Kinoshita

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