故アルベール・エルバスを追悼するファッションショーが開催
ファッションデザイナー、故アルベール・エルバス(Alber Elbaz)を偲ぶファッションショーが開かれた。
今年4月に新型コロナウイルスが原因で59歳の若さで他界したエルバスの業績を称え、ラフ・シモンズ、ジャン・ポール・ゴルチェ、リック・オウエンス、ステラ・マッカートニーらがパリ・ファッション・ウィーク開催中の5日(火)、同市の文化施設キャロー・デュ・タンプルにて作品をそれぞれ発表し、同イベントにはステラの服に身を包んだ、デミ・ムーアとスカウト・ウィリス母娘の姿もあった。 一方、今年のパリ・ファッション・ウィークではエルバスが2019年に立ち上げたブランド「AZファクトリー」が初参加し、生前に本人が手掛けた、オーガニックコットンと海草で作られたサステナブルなフリース素材のコレクションを展開していた。 元ランバンのクリエイティブ・ディレクターとしても知られるエルバスだが、ファッションデザイナーの役割について2015年にこう語っている。「我々デザイナーは、クチュリエとしてこう問いかけます。女性は何を求めているのか?何を必要としているのか?彼女の人生をより良く、楽にするために私は何ができるか?女性をより美しくするために何ができるか?」
そんなエルバスの服に関してメリル・ストリープは以前、「着た時に自分自身を感じる、更にはより良い自分を感じる事ができる、そんな服はランバンでのアルベールのドレスだけ」と称賛の言葉を贈っていた。
ビヨンセやミシェル・オバマ、キム・カーダシアン・ウェストなど様々な著名人のレッドカーペットを演出してきたエルバス、その訃報の際キムはこうコメントを寄せていた。「アルベールは私の初めてのヴォーグ誌の表紙を担当し、永遠の思い出となるようそのドレスを私に贈ってくれました」
Photos: Bangshowbiz