石内都、片山真理ほか 豪×日の現代写真展@TOP | Numero TOKYO
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石内都、片山真理ほか 豪×日の現代写真展@TOP

ポリクセニ・パパペトロウ『来訪者』(「世界のはざまで」より)(2012年) © Polixeni Papapetrou , courtesy of Michael Reid Gallery, Jarvis Dooney Galerie

オーストラリアと日本の現代写真家による「リバーシブルな未来 日本・オーストラリアの現代写真」展が開催中。東京・恵比寿の東京都写真美術館にて、2021年10月31日(日)まで。

オーストラリアの現代写真表現に注目し、展覧会を通じて作品を紹介してきた東京都写真美術館で、オーストラリアと日本の注目作家による写真展が開催されている。異なる歴史や自然環境などを持つ国同士が、国の垣根を超えて共感し合う激動のいま、「写真表現はどのような意味を持つのか」を投げかける試みだ。

本展は、東京都写真美術館が、メルボルン大学の協力を得て、同大学教授ナタリー・キングとの共同企画で開催するもの。参加アーティストは、オーストラリアのマレイ・クラーク、ローズマリー・ラング、ポリクセニ・パパペトロウ、ヴァル・ウェンズ、そして日本からは、石内都、片山真理、畠山直哉、横溝静が作品を展示。

なお、日本からの出展作家のうち2名は、小誌「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2021年6月号の「見て感じるボディ」特集でも取り上げたばかりだ(※1、2)。
(※1)参考記事:Numero.jp「見て感じるボディ【6】石内都」
(※2)参考記事:Numero.jp「見て感じるボディ【10】片山真理」

石内都『ひろしま #88 donor: Okimoto, S.』(2010年) © Ishiuchi Miyako, courtesy of The Third Gallery Aya
石内都『ひろしま #88 donor: Okimoto, S.』(2010年) © Ishiuchi Miyako, courtesy of The Third Gallery Aya

片山真理『in the water #008』(2020年) © Katayama Mari, courtesy of Akio Nagasawa Gallery
片山真理『in the water #008』(2020年) © Katayama Mari, courtesy of Akio Nagasawa Gallery

両国の表現を通じて、「過去と未来、経験と未知、記憶と忘却、生と死」といった、相対するものの循環から生まれる、「新たな視座や可逆的な思考」へと観るものを導く本展。現代写真に込められた、それぞれの想いを感じてみてはいかが。

 

※掲載情報は9月7日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

「リバーシブルな未来 日本・オーストラリアの現代写真」
会期/2021年8月24日(火)~10月31日(日)
会場/東京都写真美術館 3階展示室
住所/東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
料金/一般 700 円、学生 560円、中学生・65歳以上 350円
時間/10:00〜18:00
休館/月曜日(ただし、9月20日は開館)、9月21日(火)
TEL/03-3280-0099
URL/topmuseum.jp

※一般券を購入予定の方は、「オンラインによる日時指定予約」を推奨。

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