絵画へ探求心がつまったハーストの新作が公開@パリ
フランス・パリにあるカルティエ現代美術財団にて、ダミアン・ハースト個展「Cherry Blossoms」が開催される。「美と生と死にまつわるもの」だと話す、107点にも及ぶ新シリーズに注目が集まっている。会期は翌年1月2日(日)まで。
ダミアン・ハーストは、80年代の英国アートを代表する「Young British Artist」を牽引したアーティスト。創作活動は彫刻やインスタレーション、絵画など多岐にわたり、生物の死骸を作品に用いて「生と死」を露わに表現するなど、アート界に強いインパクトを与え続けている。 2021年7月6日(火)から、仏・パリにあるカルティエ現代美術財団にて個展「Cherry Blossoms」を開催。ハースト自身、初のフランスでの美術館展示となる。
会期中には、本展に向けてつくられた2本のフィルムをオンラインで公開。英・テムズ川沿いにあるハーストのアトリエの雰囲気を味わうことができるなど、こちらもアートファン必見の内容になっている。
なお、本シリーズを構成する107点すべての絵画を原寸大で複製し、細部まで収録した展覧会カタログも刊行される。世界各地の美術史家によるエッセーから、本作を読み解いていく1冊となっている。現代アートの最前線を走る、ハーストの最新作に要注目だ。
※掲載情報は7月4日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
ダミアン・ハースト「Cherry Blossoms」
会期/2021年7月6日(火)〜2022年1月2日(日)
会場/Fondation Cartier pour l’art contemporain(カルティエ現代美術財団)
住所/261 Boulevard Raspail, 75014 Paris
時間/火曜11:00〜22:00、水〜日曜11:00〜20:00
休館日/月曜
URL/fondationcartier.com
Text:Akane Naniwa