世界中の美しいプールを紐解き、見せる写真集が刊行
世界最大のプール、アールデコ様式のプール、モダニズム建築のプールなど、ヨーロッパやアメリカを中心に世界中のプールを集めた写真集『POOL 世界のプールを巡る旅』。気持ちのいいプールの世界へとトリップさせる書籍が、この度刊行だ。
さわやかな空気に包まれ、青空の下で泳ぐ楽しみ。海や湖岸につくられたもの、高層ビルに囲まれた都会の中にあるものなど、プールには様々な建築や形式があり、底しれない魅力が詰まった場所だろう。本誌でも2020年4月号の企画「美しいプールの世界へようこそ」にて、さまざまな視点からプールを紹介した。
(参考記事)旅のプロが選ぶ、人生でもっとも記憶に残るプール
https://numero.jp/trip-20200402-fallinlovewithpools/p15
(参考記事)アートブックの目利きが推薦するプール写真集リスト
https://numero.jp/culture-20200401-fallinlovewithpools/
この度青幻舎より、写真集『POOL 世界のプールを巡る旅』が刊行する。建築にまつわる著作を持つクリストファー・ビーンランドが世界中から選りすぐった、プール50選が紹介される。例えばドイツの廃鉱となった炭鉱につくられたプールや、チリの世界最大のプール、オーストラリアを代表するボンダイ・アイスバーグ・クラブのプール、閉鎖からよみがえったイギリスのアールデコ様式のプールなど、バラエティ豊かだ。
さらに本書では、プールの建築やデザインとともに、様々なコミュニティにおけるプールの歴史を紐解いていく。世界中のスイマーたちに取材しながら、なぜ彼らは水の虜になるのかを解き明かしていくという。
続くコロナ禍で外出が制限される中、本を通じて心地いいプールの世界に飛び込んでみては?
写真集『POOL 世界のプールを巡る旅』
著者/クリストファー・ビーンランド
仕様/A4変、208ページ(仮)、上製本
定価/3,300円(税込)
発売日/2021年5月刊行予定
URL/www.seigensha.com/newbook/2021/04/12120646
Text:Akane Naniwa