現代詩人・最果タヒの個展 @PARCO MUSEUM TOKYO | Numero TOKYO
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現代詩人・最果タヒの個展 @PARCO MUSEUM TOKYO

今年の夏、福岡で開催され大きな注目を集めた、現代詩人・最果タヒによる詩の展示「最果タヒ展 われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。」が、東京・渋谷のPARCO MUSEUM TOKYOに巡回決定。会期は、2020年12月4日(金)〜20日(日)まで。

「最果タヒ 詩の展示」 (2019年) 横浜美術館展示風景より。 photo:山城功也
「最果タヒ 詩の展示」 (2019年) 横浜美術館展示風景より。 photo:山城功也
小誌でもインタビューを掲載するなど、注目を続けてきた才能、最果タヒ。彼女は、スマートフォンで詩を書き、現代の感情を繊細かつ鋭く表現。映画、ウェブ、広告、音楽、アートなどさまざまな分野で数々の新しい詩の運動を巻き起こしている。昨年2月に横浜美術館で開催した個展では、約1カ月間で30,000人以上が来場し話題を呼んだ。

詩そのものカード「座礁船の詩」
詩そのものカード「座礁船の詩」

本展では、PARCO MUSEUM TOKYOを舞台に、至るところに詩が展開された空間を、来場者が歩き回って体験するインスタレーションを実施。会場に現れるのは、作品が鑑賞者に読まれて初めて意味を持つものであってほしいと願う、最果タヒによる「詩になる直前」の言葉たち。それらを追いかける体験を通して、自分の心が動く言葉やその瞬間をみつめ、会場を訪れた一人ひとりに、その人だけの詩が生まれるような展示を目指したという。

詩のマスキングテープ「額縁の詩」
詩のマスキングテープ「額縁の詩」

会期中にも、新たな詩の展示作品を追加予定。また、各展覧会併設ショップにてオリジナルグッズも販売される。なお、本展は名古屋、心斎橋の各PARCOにも巡回予定。

空間全体で詩を体感するという特別な鑑賞体験をしに、ぜひ足を運んでみては?

※掲載情報は12月2日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

「最果タヒ展 われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。」
会期/2020年12月4日(金)〜20日(日)
会場/渋谷PARCO 4F PARCO MUSEUM TOKYO
住所/東京都渋谷区宇田川町15-1
開館時間/11:00~21:00
休館日/会期中休館なし
料金/一般チケット ¥800 
※小学生以下無料
※ミニ本付きチケット ¥1,800
URL/iesot6.com

Text : Akiko Kinoshita

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