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原美術館、最後の展覧会「光―呼吸 時をすくう5人」

今井智己 『Semicircle Law #42 2018.9.11 / 33km』 (2020年) ©Tomoki Imai
今井智己 『Semicircle Law #42 2018.9.11 / 33km』 (2020年) ©Tomoki Imai

東京・品川の原美術館にて、今井智己、城戸保、佐藤時啓、佐藤雅晴、リー・キットのアーティスト5名による「光―呼吸 時をすくう5人」が開催中。会期は、2020年9月19日(土)〜2021年1月11日(月・祝)まで。

城戸保 『光と蜜柑』 (2019年) ©Tamotsu Kido
城戸保 『光と蜜柑』 (2019年) ©Tamotsu Kido

今年末に閉館を予定していた原美術館は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて会期が変更された本展の会期終了をもって、閉館を迎えることになった。

本展のテーマは、慌ただしさの中で見逃してしまいそうな日々のささやかな出来事や感情を記憶する時間。今井智己の山頂から福島第一原発の方向へカメラを向けた作品『Semicircle Law』(2013年-)や原美術館から同方角を捉えた新作、城戸保の「突然の無意味」と表現する作品や原美術館で撮影された作品、そして佐藤時啓の代表作『光―呼吸』に加え、来年より「原美術館ARC」と改称して活動を続けていくハラ ミュージアム アークと現在の原美術館をモチーフにした、新たな『光―呼吸』を発表する。

佐藤時啓 『光-呼吸』 (2020年) ©Tokihiro Sato
佐藤時啓 『光-呼吸』 (2020年) ©Tokihiro Sato

さらに、原美術館のコレクショ ンから、昨年逝去した佐藤雅晴による実写映像を忠実にトレースしたアニメーション『東京尾行』と、リー・キットのインスタレーション『Flowers』を展示。5人の作品を通して、意識されぬまま過ぎ去る時を掬(すく)い、見過ごされてしまいそうな光景を救って、そこにある時間や空間に光をあてる。

佐藤雅晴 『東京尾行』 (2015-2016年) ©Masaharu Sato
佐藤雅晴 『東京尾行』 (2015-2016年) ©Masaharu Sato

リー・キット 『Flowers』 (2018年) ©Lee Kit Photo:Shigeru Muto
リー・キット 『Flowers』 (2018年) ©Lee Kit Photo:Shigeru Muto

原美術館の空間と、そこに流れる時間を記憶に留める最後の機会。ぜひ足を運んでみては?

※掲載情報は9月22日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

「光―呼吸 時をすくう5人」
会期/2020年9月19日(土)〜2021年1月11日(月・祝)
会場/原美術館
住所/東京都品川区北品川4-7-25
開館時間/平日11:00〜16:00、土日祝11:00〜17:00
休館日/月および9月23日、11月24日、12月28日〜1月4日
※11月23日、1月11日は開館
料金/⼀般¥1,100、大高生¥700、小中生¥500、70歳以上¥550
※原美術館メンバー無料
※学期中の土は小中高生無料
※事前予約制
URL/haramuseum.or.jp

Text : Akiko Kinoshita

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