「もの派」の作家・菅木志雄 注目の新作展が開幕 | Numero TOKYO
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「もの派」の作家・菅木志雄 注目の新作展が開幕

「もの派」を代表するアーティスト・菅木志雄(すが・きしお)の新作個展が開催。東京・六本木の小山登美夫ギャラリーと表参道のスパイラルガーデンにて、2020年8月19日(水)からスタート。

菅木志雄『通状化』(2019) photo by Kenji Takahashi  © Kishio Suga, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
菅木志雄『通状化』(2019) photo by Kenji Takahashi © Kishio Suga, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

1960年代末~70年代にかけて起きた芸術運動として、再び評価が高まっている「もの派」。この「もの派」を代表するアーティストの一人である菅木志雄は、50年以上もの間、尽きることのない情熱で活躍の幅を広げ、今もなお現代性のある作品を生み出し続けている。

このたび開催の菅木志雄展「放たれた景空」では、壁面に設置する立体作品の新作を発表。これは、菅が近年精力的に継続して取り組んでいるもので、本展では大きさの異なる木片がリズミカルに並んだ作品や、小さい丸太の断面が縦に連なる作品、赤や黄、青などを使った色鮮やかな作品などが展示される。また、部屋全体を大胆に使ったインスタレーション作品の新作では、 “全体と一部”、“ものと場”の連関性を表現する。

「『もの』があるというとき、そこに必然的に『場』があるということを考えなければならない。『もの性』と『場性』は、背中合せのものであって、どのような状況においても離して考えられない。」(本展ステートメントより一部抜粋)

なお、本展は表参道のスパイラルガーデンと同時開催となる。併せてぜひチェックを!

菅木志雄『空輪行』(2020) photo by Kenji Takahashi  © Kishio Suga, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
菅木志雄『空輪行』(2020) photo by Kenji Takahashi © Kishio Suga, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

菅木志雄『原支』(2020) photo by Kenji Takahashi  © Kishio Suga, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
菅木志雄『原支』(2020) photo by Kenji Takahashi © Kishio Suga, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

※掲載情報は8月17日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

菅木志雄展「放たれた景空」
会期/2020年8月19日(水)〜9月26日(土)
会場/小山登美夫ギャラリー
住所/東京都港区六本木6-5-24 complex665ビル2F
入場料/無料
時間/11:00〜19:00
休館/日・月曜日、祝日
TEL/03-6434-7225
URL/tomiokoyamagallery.com/exhibitions/suga2020/

会期/2020年8月19日(水)〜8月27日(木)
会場/スパイラルガーデン(スパイラル 1F)
住所/東京都港区南青山 5-6-23
入場料/無料
時間/11:00~19:00
休廊日/会期中無休
TEL/03-3498-1171
URL/www.spiral.co.jp/

Text : Manami Abe

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