ジョーン・ジョナスの国内最大規模の個展が京都で開催中!
京都・堀川御池にある京都市立芸術大学ギャラリー @KCUAでは、アーティストのジョーン・ジョナスの展覧会「Five Rooms For Kyoto: 1972–2019」を開催中。彼女の作品において重要なキーワードをもとに構成された、国内では最大規模の展覧会だ。
パフォーマンス、映像、インスタレーションなど複数のメディアを融合させた表現を追求してきた、アーティストのジョーン・ジョナス。この領域における先駆者の一人であり、世界各地の美術館での個展やパフォーマンスのほか、ドクメンタなどの国際展や企画展に多数出品。世界の情勢によってテーマを少しずつ変化させながら、83歳になった現在も重層的で詩的な構造を持つ作品を発表し続けている。
本展では、ジョナス作品の重要なキーワードとなる「女性」、「物語」、「環境問題」などをたどりながら、その作品世界を5室にわたり紹介。近年の代表作とも言える大作『Reanimation』は、ロームシアター京都での公演でも発表され、話題を呼んだばかり。パフォーマンス作品では、映像や音、小道具、衣装が彼女の身体と相関しながら展開していったのに対し、インスタレーション作品では、彼女の身体の不在を埋め尽くすかのごとく、複数の要素がさらに濃厚に絡まり合い、展示空間を飲み込んでいく。会期は2020年2月2日(日)まで。
ジョーン・ジョナス京都賞受賞記念展覧会
「Five Rooms For Kyoto: 1972–2019」
会期/2019年12月14日(土)〜2020年2月2日(日)
会場/京都市立芸術大学ギャラリー @KCUA
住所/京都市中京区押油小路町238-1
時間/11:00〜19:00
休館/月曜日(1/13(月・祝)は開館、翌 1/14(火)を休館)、年末年始休館(12/29(日)–1/3(金))
URL/gallery.kcua.ac.jp/joanjonas/
Text:Akane Naniwa