アート写真の新たな祭典 「浅間国際フォトフェスティバル」 | Numero TOKYO
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アート写真の新たな祭典 「浅間国際フォトフェスティバル」

2018年のプレ開催時に、51日間の会期で約2万人を動員した注目のアート写真の祭典「浅間国際フォトフェスティバル」が、記念すべき第1回目を開催!会期は、2019年9月14日(土)〜11月10日(日)まで。

出展作家より、市田小百合の作品『Mayu』
出展作家より、市田小百合の作品『Mayu』
今年新たに誕生したアート写真の祭典「浅間国際フォトフェスティバル 2019 PHOTO MIYOTA」。その舞台となるのは、軽井沢にほど近い小さな町、御代田町。長野県の東に位置し、浅間山の麓にあるこの町に広がる雄大で清らかな自然と、そこに佇む建物の静謐な空間の中に、国内外から招いた55組、39展示にて728点の写真作品が展示される。
出展作家より、畑直幸の作品『Rayleigh』
出展作家より、畑直幸の作品『Rayleigh』

本展は、メイン会場の旧メルシャン軽井沢美術館に、アート写真の専門美術館となる「御代田写真美術館」(Miyota Museum of Photography:通称「MMoP《モップ》」)の開館を視野に入れたフェスティバル。世界的に高い評価を集める日本のアート写真を世界に向けて発信し、国内においては写真の楽しさを伝える場を目指している。


日本ではまれにみる圧倒的なスケールの野外展示や、驚くほど巨大な写真、立体に姿を変えた写真など「五感」で楽しむ写真作品を展示。室内に植えられた植栽と色とりどりの写真の融合を楽しめる「写真植物園」、巨大な写真パネルの下にもぐって、穴から顔を出すことのできる顔ハメ作品や、光の三原色であるRGB(赤、緑、青)のライトの前に立つと、変わった影ができるインスタレーションなど、さまざまな写真体験を屋内外で楽しむことができる。

出展作家より、鈴木崇の作品『BAU』
出展作家より、鈴木崇の作品『BAU』

また、地元の小学生を対象に写真教室を開いたり、「御代田町民の町民による町民のためのポートレイト」と題して、ポートレイト写真で約100メートルもの巨大作品づくりの参加を呼びかけたりと、”町とともにつくるフォトフェスティバル”をテーマに、地域に根ざした関係性の構築も行なっている。

メイン会場では、写真のワークショップやトークイベント、フォトブースなど、訪れた人がさまざまな形で写真と遊べる体験型のスペースが設置されるとともに、御代田町の18地区の公民館などでも水谷吉法の「Tokyo Parrots」の展示が行われる。

出展作家より、シャルル・フレジェの作品『CIMARRON』
出展作家より、シャルル・フレジェの作品『CIMARRON』

さらに、フェスティバルの会場は軽井沢や北軽井沢にも広がり、浅間火山博物館とルオムの森など複数のエリアで開催される。

注目の企画が目白押しの「浅間国際フォトフェスティバル」。参加アーティストや会場情報など、まずは公式サイトをチェックしてみよう!

「浅間国際フォトフェスティバル2019 PHOTO MIYOTA」
会期/2019年9月14日(土)〜2019年11月10日(日)
会場/御代田写真美術館予定地|MMoP(旧メルシャン軽井沢美術館)周辺ほか
住所/長野県北佐久郡御代田町馬瀬口1794-1(メイン会場)
料金/¥1,500
※一部無料エリアあり、中学生以下無料
開館時間/10:00~17:00
※最終入場16:30まで
休場日/会期中無休
URL/asamaphotofes.jp

出展作家の市田小百合にインタビュー
「しなやかに羽ばたく“折れない魂”」

Text : Akiko Kinoshita

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