Art / Post

ピカソ、岡本太郎、草間彌生 ――「画家が彫刻を作るとき」展

サイ・トゥオンブリー
 手前:『無題』(1990年)、奥:『無題』(1968年)
DIC 川村記念美術館蔵 © Cy Twombly Foundation, 2019
サイ・トゥオンブリー
 手前:『無題』(1990年)、奥:『無題』(1968年)
DIC 川村記念美術館蔵 © Cy Twombly Foundation, 2019

20世紀以降の前衛画家による、ジャンルを横断した斬新な彫刻とその絵画を並べて展示するユニークな企画展「描く、そして現れるー画家が彫刻を作るとき」が、千葉のDIC川村記念美術館にて2019年12月8日(日)まで開催中。

ルネッサンス期に活躍したレオナルド・ダ・ヴィンチやその師であるアンドレア・デル・ヴェロッキオらは、「画家であり、彫刻家でもある芸術家」であった。近代では、印象派のエドガー・ドガ、 オーギュスト・ルノワールらが、自分の絵の中にいる人物たちを立体として現した彫刻を制作している。また、ポール・ゴーギャンもタヒチの民芸品に学んだ注目すべき彫刻を制作。20世紀の前衛画家たちは、絵の中にあるさまざまな造形を3D化しようと試み始めた。

ジャコモ・バッラ『輪を持つ女の子』(1915年)ふくやま美術館蔵
ジャコモ・バッラ『輪を持つ女の子』(1915年)ふくやま美術館蔵

本展では、パブロ・ピカソ、岡本太郎、草間彌生ら国内外の画家25人が、従来の方法にとらわれない画家ならではの視点で制作した彫刻を、平面作品と並べて約80点紹介している。

会期中は、小林正人や奈良美智らゲストによるトークイベント、学芸員によるギャラリートーク、ガイドスタッフによる定時ツアーやミュージアムコンサートなど多くのプログラムも開催。庭園のレストランでは、本展をイメージした特別ランチコースも用意されている。

“描く”という行為から生み出された、20世紀前衛画家たちの彫刻制作の一端を見ることができるこの機会。画家の絵と彫刻を並べて見ることにより、彼らの作品に込めた意図をぜひ体感してみては?

ジャコモ・バッラ『”二重奏” バル・ティク・タクのバレリーナ』(1920/22年) ふくやま美術館蔵
ジャコモ・バッラ『”二重奏” バル・ティク・タクのバレリーナ』(1920/22年) ふくやま美術館蔵

「描く、そして現れる ― 画家が彫刻を作るとき」
会期/開催中〜2019年12月8日(日)
会場/DIC 川村記念美術館
住所/千葉県佐倉市坂戸631
料金/一般¥1,300、学生・65歳以上¥1,100、小中高校生¥600
※本チケットでコレクション展示入場可
開館時間/9:30〜17:00
※入館は16:30まで
休館日/月(祝の場合は開館)、9月17日(火)、9月24日(火)、10月15日(火)、11月5日(火)
URL/kawamura-museum.dic.co.jp
※会期中に展示替えあり

Text : Akiko Kinoshita

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