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アーティスト藤元明によって招聘された、各分野で活躍するクリエイターたちが、東京という都市の過去を新しい視点で検証し、未来の発見をしていく「TOKYO 2021」。東京・京橋にある戸田建設本社ビルの解体直前の空間を利用し、従来のオフィス街では難しかったダイナミックな展開を実現。前半の「建築」、後半の「現代美術」の2つの展覧会を通じ、東京オリンピック閉幕後の「2021年以降を考える」ことに、我々鑑賞者も向き合える機会となりそうだ。
オリンピック閉幕後の東京を考える「TOKYO 2021」美術展スタート
東京という都市の過去を新しい視点で検証し、未来の発見をしていくアートイベント「TOKYO 2021」が、東京・京橋のTODA BUILDINGにて開催中。8月からスタートした建築展「課題『島京2021』」が終了し、9月14日(土)から、美術展「un / real engine 慰霊のエンジニアリング」がスタート。
藤元明「 2021 #TOKYO 2021 」( 2019 / 戸田建設本社ビ ル) © TOKYO 2021
アーティスト藤元明によって招聘された、各分野で活躍するクリエイターたちが、東京という都市の過去を新しい視点で検証し、未来の発見をしていく「TOKYO 2021」。東京・京橋にある戸田建設本社ビルの解体直前の空間を利用し、従来のオフィス街では難しかったダイナミックな展開を実現。前半の「建築」、後半の「現代美術」の2つの展覧会を通じ、東京オリンピック閉幕後の「2021年以降を考える」ことに、我々鑑賞者も向き合える機会となりそうだ。
A Series of Interpreted Catharsis episode2 - earthquake SAN FRANCISCO EARTHQUAKE / LOMA PRIETA1989.10.17 05:04:25 PM 2007 lambda print 40 x 60 cm ED:6 AP:2 Courtesy of NANZUKA UNDERGROUND|ANOMALY
9月14日(土)よりスタートした美術展のタイトルは「un / real engine 慰霊のエンジニアリング」。美術家・黒瀬陽平のキュレーションのもと、近現代の日本が交互に繰り返してきた「災害」と「祝祭」の歴史を振り返るとともに、いかに現代美術が同時代の他ジャンルと並走しながら、「慰霊のエンジニアリング」として自身を更新してきたのか、その歩みをたどっていく。
東京オリンピック・パラリンピック、そして大阪万博、これら来るべきふたつの祝祭をめぐる狂騒に一石を投じ、未来を創造する注目の展覧会。ぜひお見逃しなく!
檜皮一彦「hiwadrome type ZERO spec3」(2019)
Firewall 2019 大山顕
「TOKYO 2021」
美術展「un / real engine 慰霊のエンジニアリング」
会期/2019年9月14日(土)〜10月20日(日)
会場/TODA BUILDING 1F
住所/東京都中央区京橋1-7-1
休館/火曜
入場料/無料
URL/tokyo2021.jp
Text:AKane Naniwa