Art / Post
ロンドンのV&A美術館や大英博物館をはじめ世界に、その才能を認められた日本人アーティスト細野仁美。今回、ウェッジウッドの「アーティスト・イン・レジデンス」プログラムに選ばれ、「WEDGWOOD BY Hitomi Hosono」コレクションを制作した。
「今、現代に生きている人々は、自然を求めている」と、「自然の中の美しさ」を意識したコレクションでは、ウェッジウッド独自の柔らかい色合いが特徴の素地ジャスパーをベースに、自然界にあふれる花や葉のありのままの姿をリアルに再現したモチーフを融合。
「Wedgwood」×日本人作家、細野仁美とコラボ作品発表!
英国王室御用達の伝統あるブランド「ウェッジウッド(WEDGWOOD)」とイギリスで活躍する日本人陶芸家・細野仁美のコラボレーションによる陶芸作品「WEDGWOOD BY Hitomi Hosono」が、2019年9月4日(水)より限られた店舗にてお披露目される。
ウェッジウッドのアイコン「ポートランド ベース」にシダの葉のモチーフをふんだんかつ繊細にあしらった。「Shōka (昇華) Vase」世界限定5ピース¥1,700,000
手作業で施されたデイジーの花々が重なり合いながら花瓶の口元からあふれだすかのような緻密なレリーフ。「Kasumi (花霞) Vase」世界限定5ピース¥2,000,000
<左奥>海辺の小石に着想を得た丸みを帯びた長方形のボックスに桜の葉のモチーフを施した「Shunko (春光)」世界限定5ピース ¥700,000 <他3点>和菓子に合わせることをイメージしてデザインされた「Sansai (三彩)セット」世界限定10セット¥500,000
そよ風に揺れる花、各々が咲きたい場所で咲き乱れる様子、花びらが映し出す陰影…。限りなく白に近い淡い色、和菓子のような繊細で艶やかな色合い。
ウェッジウッドの熟練の職人と試行錯誤を繰り返し、たどり着いた絶妙の影や間が見事に表現されている。そんな彼女のこだわりとアイデアが結実した世界限定数の希少なアートピースに日本の美意識を感じてほしい。
Wedgwood by Hitomi Hosono 展示日程
9月4日(水)~10日(火) 日本橋三越本店 本館5階 ウェッジウッドショップ
9月13日(金)~16日(月) 岩田屋本店 新館6階 ウェッジウッドショップ
10月2日(水)~7日(月)レクサスインターナショナルギャラリー青山
10月9日(水)~15日(火) 阪急うめだ本店 7階 ウェッジウッドショップ
*その他日程は近日オフィシャルサイトにて公開予定。
問/ウェッジウッド
TEL/03-6380-8159
URL/www.wedgwood.jp/hitomihosono/
Text:Masumi Sasaki
Profile
細野仁美Hitomi Hosono
1978年岐阜県生まれ。金沢美術工芸大学卒業。イギリスを拠点に活躍する陶芸家。イギリスのロイヤル・カレッジ・オブ・アートにて修士の勉強をする傍ら、ウェッジウッドの工場でインターンをしていた経歴を持つ。葉や花を模した非常に繊細で躍動感あふれる作品を得意とし、その作品は、V&A美術館、大英博物館(イギリス)やギメ東洋美術館(フランス)などでパーマネントコレクションとして所蔵されている。