LVMHプライズにカール・ラガーフェルド賞が新設
カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)が生前情熱を注いだLVMHプライズ・フォー・ヤング・ファッション・デザイナーズの特別賞として、カールの名前を冠する賞へと名称変更することが発表された。
数か月に渡る闘病生活の末、2019年2月に85歳で亡くなったカールだが、LVMHプライズ恒例の特別賞がカール・ラガーフェルド賞と名を改めるという。ちなみに同賞はファイナリストの中からクリエイティブな才能に秀でたデザイナーに贈られ、13万6000ドル(約1450万円)の賞金と1年間のメンターシッププログラムが賞与される。
ルイ・ヴィトンのエグゼクティブ・バイスプレジデント、デルフィーヌ・アルノーはWWD.comのインタビューでこう話す。
「カール・ラガーフェルドは1965年からフェンディのクリエイティブ・ディレクターを務め、この賞の設立当初から関りがありました」「1日目から全力で取り組み、その熱意とエネルギーを私たちに届けてくれました。ファッションに関する自分の教養や情熱を他の審査員や応募者、全ての人々とシェアしてくれたのです」「そのような貴重な瞬間を私たちはいつまでも大事にしていく事でしょう」
また、今年6月には、2005年からカールによるシャネルのショーの開催場所でもあったグラン・パレで追悼式典「カール・フォー・エヴァー」が行われ、ジジ・ハディッド、クラウディア・シファー、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ、ラルフ・ローレン、ステラ・マッカートニー、アナ・ウィンターなど様々なファッション関係者が出席していた。