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狂気か純愛か。高良健吾が孤独な男を熱演。映画『アンダー・ユア・ベッド』

「もう一度名前を呼ばれたい」。かつての甘い記憶を思い出し、その幸福感に浸りたいと女性を監視する男の異常な生活が始まる──。ホラー作家大石圭の同名小説を映画化した『アンダー・ユア・ベッド』が2019年7月19日(金)より公開。

つねにいないものとして存在を忘れられてきた三井直人(高良健吾)は、11年前の大学時代、「三井くん」と名前を呼んでくれた佐々木千尋(西川可奈子)のことを思い出す。2人で講義の後に喫茶店でコーヒーを飲み、三井が飼っていたグッピーを分けてあげる話をした、彼にとって人生で一番幸せな記憶だった。

その感覚にもう一度触れたいと、千尋の今の自宅を突き止めた三井は、彼女の家が見える場所に引っ越し、観賞魚店をオープンする。ある日、千尋が三井の店にやってきて、彼女のグッピーを飼育するという絶好の機会を得る。

それ以来、無断で千尋の家の合鍵を作り、留守を見計らって潜入し、ベッドに盗聴器を仕掛けるなど、千尋の生活を監視する日々が始まる。しかし、三井は、夫・浜崎健太郎(安部賢一)から激しいDVを受ける千尋の痛ましい今の姿を目の当たりにする。

狂気と繊細さが入り混じる複雑な役柄を高良健吾が怪演。激しい暴力に心身蝕まれていく千尋を演じた、新進女優の西川可奈子の迫真の演技も胸に迫る。愛するがゆえに、一線を超えてしまう三井の行き着く先とは。

『アンダー・ユア・ベッド』

監督・脚本:安里麻里
出演/高良健吾、西川可奈子、安部賢一、三河悠冴、三宅亮輔
URL/underyourbed.jp/

2019年7月19日(金)テアトル新宿ほか全国ロードショー

©2019映画「アンダー・ユア・ベッド」製作委員会

 

Text: Yukiko Shinto

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