名和晃平のパリ公開作品 新作が銀座 蔦屋書店に登場
現在、大型の彫刻作品『Throne』が、フランス・パリのルーヴル美術館のピラミッド内に展示されている彫刻家、名和晃平。その記録映像と新作エディションのお披露目となる個展が、銀座 蔦屋書店イベントスペースにて開催される。2019年2月5日から2月11日まで。
日本を代表する彫刻家として、世界的に注目を集める名和晃平。『Throne』は日仏合同プロジェクト「ジャポニスム2018」公式企画の一環として、ルーヴル美術館のガラスのピラミッド内で昨年7月から2月18日まで公開されている。
この作品は玉座であり、神道や仏教をはじめとする古今東西のモチーフで、人類の歴史的な権力を象徴している。さらに、3Dの造形システムと日本古来の金箔貼りの技術を駆使して作られた複雑な形態によって、近い将来、権力の座にAIがつく可能性をも示唆している。
実はこの作品に先立ち、名和は銀座 蔦屋書店の開業を記念して黄金の玉座を象った作品『Throne(g/p_boy)』(2017年)を制作。パリでの展示を経て、再び銀座 蔦屋書店で記録映像と新作エディションの展示が行われる。同時に、名和晃平のこれまでの活躍をまとめたアートブックも発売予定だ。「浮遊する空位の玉座」という名和の言葉とともに、私たちの未来を示唆する記念碑的な作品。その姿から、あなたは何を感じるだろうか。
名和晃平「Throne -Louvre Pyramid-」展
会期/2019年2月5日(火)~ 2019年2月11日(月)
会場/ GINZA ATRIUM (銀座 蔦屋書店イベントスペース)
住所/東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F
入場料/無料
休館日/会期中無休
時間/11:00〜22:30
TEL/03-3575-7750
URL/https://store.tsite.jp/ginza/event/art/4168-1631541211.html
Text : Ryoji Sugawara