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日本初公開作品も。ソフィ・カル個展@ペロタン東京

Mes Mains, 2018. Digital photograph. 27 x 42 cm | 10 5/ 8 x 16 ©Sophie Calle / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2019
Mes Mains, 2018. Digital photograph. 27 x 42 cm | 10 5/ 8 x 16 ©Sophie Calle / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2019

3箇所にて個展を同時開催するほか、渋谷街頭にて作品が放映されるなど、今都内各所で話題となっているフランス人アーティスト、ソフィ・カル。六本木にあるペロタン東京では初となる個展を開催。日本初公開の作品もふくまれる、本展の見どころとは?

物語と現実、公と私の間を行き来しながら、言葉、写真、パフォーマンス、映像を混ぜ合わせて作品をつくる、アーティストのソフィ・カル。ペロタンでの個展はコラボレーション開始の2001年から16回目となり、東京ギャラリーでは今回が初となる展覧会を開催中だ。

本展では、シリーズ「Autobiographies(自伝)」より2012年~2018年の作品を公開。これらはいずれも近年死去した彼女の母親、父親、猫にまつわる作品だ。
さらに、フランスを代表する出版社・ガリマールのコレクションより、探偵小説のタイトルをテーマとしたシリーズ「Série Noire(セリ・ノワール)」(2017)も展示される。「On efface tout(すべて消そう)」、「Quand metues-tu(いつ私を殺す?)」、「Adieu la vie…(さようなら、人生…)」、「Comment vivent les morts(死者の生き方)」などタイトルを見てわかる通り、近年“死”や“死別”と向き合い、作品に投影する彼女の現在のすがたをみることができる。

Comment vivent les morts, 2017 Book, silkscreen glass, framing 28.5 x 21.5 x 7.5 cm / 11 1/4 x 8 7/16 x 2 15/16 in ©Sophie Calle / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2019
Comment vivent les morts, 2017 Book, silkscreen glass, framing 28.5 x 21.5 x 7.5 cm / 11 1/4 x 8 7/16 x 2 15/16 in ©Sophie Calle / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2019

また、日本では初公開となる「Souris Calle(スーリー・カル)」も公開。40人の音楽家や歌手による彼女の愛猫・スーリーに敬意を表した楽曲を、レコードのオブジェとして見られるほか、視聴も可能だ。

現在、原美術館ではコレクション展、ギャラリー小柳では「Parceque (なぜなら)」シリーズが公開、さらに渋谷街頭にて深夜「Voir la mer (海を見る)」(2月2日〜9日まで限定公開、協賛:株式会社ビズリーチ、企画制作:株式会社NIONの守屋貴行)が放映されるなど、都内はまさにソフィ・カル一色。多方面から、彼女の世界観を堪能してみては?

ソフィ・カル
「Ma mère, mon chat, mon père, dans cet ordre(私の母、私の猫、私の父、この順に)」

会期/2019年2月2日(土)〜3月10日(日)
会場/ペロタン東京
住所/東京都港区六本木6丁目6−9
時間/17:00〜19:00
TEL/03-6721-0687
URL/www.perrotin.com/

「ソフィ カル─限局性激痛」原美術館コレクションの情報はこちら

Text:Akane Naniwa

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