Art / Post
落合陽一は、世界的なメディアアート賞である「アルス・エレクトロニカ賞」を受賞するなど、国内外で注目されているアーティストであるとともに、アナログとデジタルが融合した世界観「計算機自然(デジタルネイチャー)」を探求する研究者でもある。そんな落合の写真展が、amana squareにて開催される。
落合は写真について語る。「僕が写真を撮るとき、(中略)デジタルでしか見えない世界認識で、失われつつあるものを切り取り、手触りを与えるプロセスを通じ、時間と空間の解像度との対話をしている」
メディアアーティスト・落合陽一の世界
メディアアーティスト落合陽一の写真展開催
人呼んで、ウルトラテクノロジーを操る”現代の魔法使い”、落合陽一。多彩な活躍で注目を集める彼の写真展が、東京・天王洲にあるamana squareにて開催される。2019年1月24日から2月6日まで。
質量への憧憬No.1 鉄骨 Photo by 落合陽一
質量への憧憬No.2 葉 Photo by 落合陽一
質量への憧憬No.3 砂 Photo by 落合陽一
デジタルを介した非デジタル的なものへの郷愁。写真を通してどこまで非デジタル的な質量性、物質性に迫ることができるだろうか。この課題に挑む、約20点の連作写真やインステレーションが展示される。
落合陽一近影 photo by蜷川実花
さらにこの写真展の開催に合わせて、写真集もまた200部のみ限定発売される。「質量への憧憬」と題された本写真展、”現代の魔法使い”落合陽一の視点ともに、非デジタル的なものへの憧憬に浸ってみてはいかがだろうか。
メディアアーティスト・落合陽一の世界
「質量への憧憬 〜前計算機自然のパースペクティブ〜」
会期/2019年1月24日(木)~2019年2月6日(水)
会場/amana square
住所/品川区東品川2-2-43 T33ビル1F
時間/11:00〜21:00
入場料/無料
休館日/会期中無休
※展覧会初日の1月24日(木)はレセプション開催の為、16:30終了となります。
URL/imaonline.jp/imaproject/ima-gallery/
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Text : Ryoji Sugawara