Loeweがアンセア・ハミルトンと7種の衣装をデザイン、テート・ブリテンで公開!
2016年にターナー賞にノミネートされたアンセア・ハミルトン(Anthea Hamilton)による、パフォーマンスと彫刻を組み合わせた体験型インスタレーション「The Squash」が、2018年3月22日から10月7日まで、ロンドンのテート・ブリテンにて公開される。そして 「ロエベ(LOEWE)」がハミルトンとコラボレートし、パフォーマーのための衣装をデザインした。
ハミルトンは、ロエベのクリエイティブディレクターのジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)とコラボレートし、パフォーマーのために7種の衣装をデザイン!
ウリにインスピレーションを受けたオーガニックな質感の衣装とかぶり物には、手塗りのレザーからプリントされたシルクレポンまで、幅広い素材が使用されており、70年代のシルエットを参考にした衣装も登場。パフォーマーはこの7つの衣装から毎日一つを選んで、6カ月間、その空間内で自分のキャラクターを演じる!
「The Squash」は、毎年開催される「テート・ブリテン・コミッション」のために企画された。このコミッションは、イギリスの現代芸術家を招いて、テート・ブリテンの彫刻専用ギャラリーである「デュヴィーンギャラリー」の広大な空間における新たな芸術作品を制作してもらうというもの。
ハミルトンは、デュヴィーンギャラリーに7,000枚以上もの白い床タイルを敷き、台となる構造物をつくり、彼女が選んだオーガニックなフォルムや色などを持つテートの所蔵作品を展示。そして、ウリ(squash)やかぼちゃのようなカラフルな衣装に身を包んだ一人のキャラクターを登場させる。
今回の展示は、ある写真に対するハミルトンの興味から始まっている。その写真はすでに存在しないため、彼女の作品に対峙する観客たちは、その歴史と意図を想像する。作家で劇作家のアントナン・アルトーと、彼の訴える「イメージの物理的知識」に影響を受けたというアンセア・ハミルトンが作り出した「The Squash」には、アイディアやイメージに対する肉体的な反応を観察したいという彼女の願望も反映されている。10月まで開催しているので、ぜひ訪れて体感して!
Anthea Hamilton “The Squash”
期間/2018年3月22日〜10月7日 10時〜18時(無休)
場所/TATE BRITAIN Duveen Galleries
TEL/+44(0)20 7887 8888
URL/www.tate.org.uk
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Text:Hiromi Mikuni