ヴィヴィアン・サッセン新作、日本初公開

南アメリカで幼少時を過ごしたというルーツと、オランダ人ならではの絵画的かつ構築的なポートレイトを捉える美的感覚によって、唯一無二の世界観を写真に表す、ヴィヴィアン・サッセン。ファッション・フォトグラファーとして世界中で活躍する一方、近年では現代アーティストとして美術館やビエンナーレなどで展示も行っている。 新作シリーズ「Of Mud and Lotus」は、「泥なきところに蓮華は咲かぬ（泥中の蓮）」ということわざからインスピレーションを受けてつくられたもの。「女性性」という、原始的な概念が持つ豊かさ（例えば妊娠・出産、女性特有の身体など）同士の、有機的なたわむれを表しているという。一見抽象的に見えるイメージも、ありふれたオブジェや即興的なモチーフから生まれたもので、サッセンによるコラージュ作業によって、新たな命が吹き込まれたものになっている。 本シリーズは今回が日本初公開。その他サテライトとして銀座 蔦屋書店の店内でも一部公開され、アートビートパブリッシャーズより日本で2冊目の写真集『Of Mud and Lotus』も刊行される。こちらもぜひ注目を！ 「Of Mud and Lotus」 会期／2017年10月6日（金）〜 11月25日（土） 会場／G/P gallery 住所／東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 2F 時間／12：00〜20：00（最終日は〜17：00） 休館／月曜（祝日の場合は翌日休） TEL／03 5422 9331 URL／gptokyo.jp/archives/4066

ヴィヴィアン・サッセンのインタビューはこちら