ラップだらけの展覧会!? 市原湖畔美術館で開催
千葉県は市原湖畔美術館にて展覧会、「ラップ・ミュージアム展」が開催中だ。
空前の “ラップ・ブーム” とも言える昨今、ヒッポホップ/ラップとは一体何なのかを今一度見つめ直す、その展示とは……?
ニューヨークでヒップホップ/ラップが誕生して約40年、日本語のラップが生まれて約30年が過ぎようとしている現在、TV番組「フリースタイルダンジョン」をはじめとするフリースタイル・バトル人気をはじめ、日本には空前の “ラップ・ブーム” が到来している。
そんな折に、DJ/京都精華大学非常勤講師の荏開津広や音楽評論家の磯部涼、ラッパーのダースレイダーが企画に携わった「ラップ・ミュージアム展」。会場となる市原湖畔美術館では、昨年の「開発好明:中2病展」でも音声ガイドにYOUNG HASTLEによるラップを使用していた(!)が、今回はついにラップそのものの構造に迫るようだ。
その気になる展示では、日本語ラップ黎明期に活躍したいとうせいこう&TINNIE PUNXから、 “ビッチのカバンは重いぃ〜” でおなじみ現在のKOHHに至るまで、ラップのリズム構造を可視化させた映像作品のほか、スチャダラパーのメンバーが実際に使用したリリック帳が展示されるなど、まさに必見の展示内容となっている。
思い返せば今年のフジロック、そこには『今夜はブギー・バック』を熱唱し、Death Gripsでギロチン乱舞する私がいた。みんなの心をつかんで離さないラップ・ミュージックの謎に迫る展覧会、これは見逃せない………!!
「ラップ・ミュージアム展」
会期/2017年8月11日(金・祝)〜 9月24日(日)
会場/市原湖畔美術館 千葉県市原市不入 75-1
時間/平日:10:00〜17:00
土曜・休前日:9:30〜19:00
日曜・祝日:9:30〜18:00
※入場は閉館の30分前まで
休館/月曜(祝日の場合は翌火曜)
TEL/0436-98-1525
URL/lsm-ichihara.jp/exhibition/
提供:市原湖畔美術館
撮影:細倉真弓
Text:Ken Suzuki