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Culture Art

新作も登場! パオラ・ピヴィ展 ペロタン東京@六本木

PAOLA PIVI ,パオラ・ピヴィ
PAOLA PIVI 『Too late』 (2016) Photo : Todd-White Art Photography, Courtesy Perrotin

今年オープンした東京・六本木の世界的ギャラリー「ペロタン東京」。オープニングから第2弾となるパオラ・ピヴィの個展が開催される。

Text : Manami Abe

今年6月、日本に初上陸を遂げたフランスの現代美術ギャラリー「ペロタン」。オープニングを飾ったのは、現代抽象画の巨匠ピエール・スーラージュの描く、黒、黒、黒……。個展第2弾となる今回、会場で目に飛び込んでくるのは、真っ白な、そして色とりどりなクマたち。イタリアのアーティストであるパオラ・ピヴィの作品だ。ピヴィの個展がペロタンで開催されるのはパリ、マイアミ、ニューヨーク、そして今回の東京で8回目となる。

世界的に彼女が注目されるきっかけになった作品が、小舟にポツネンと乗ったロバの写真だったように、彼女の作品には動物が重要なモチーフのひとつになっている。”THEY ALL LOOKS THE SAME(みんな同じに見える<※公式の日本語訳があればご指摘ください>)”とタイトルがつけられた今回の展覧会には、ピヴィおなじみのポーラ・ベア(ホッキョクグマ)たちがお出迎え。等身大の大きなスケール感に似合わない躍動感のある軽やかな動きが、見るものを惹き付ける。表皮に植えられたふわふわの羽は、クマの動きと不思議な一体感で共存しているように見える。

中でも注目したいのは、12本のクジャクの羽が円形に取り付けられた車輪の作品。こちらは日本製の羽も使われている新作だ。まるでクジャクの丸まった尻尾のようにも見えるし、あるいはアメリカンインディアンのドリームキャッチャーや催眠術の振り子を連想させる。羽製のクマに対し、ミニマリズムでの対比ともいえる作品といえそう。愛らしくも不思議な世界観とともに、今日我々の周りにある「人工的」なものを、確信的なパロディで表現しているピヴィ。思わず引き込まれる、その魅力に触れてみて。

Paola PIVI「They all look the same」展
会期/2017年8月26日(土)〜11月11日(土)
会場/ペロタン東京
住所/東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1階
時間/11:00~19:00
休館/日、月曜日
TEL/03-6721-0687
URL/www.perrotin.com

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