アラーキーの新作1000点以上「写狂老人A」展
日本を代表する写真家・荒木経惟。最新作を中心に、制作の原点とも言える1960年代のスクラップブックなども交えた展覧会が、東京・新宿の東京オペラシティ アートギャラリーにてスタート。77歳を迎えた現在も精力的な活動を続ける“アラーキー”から、まだまだ目が離せない!
1960年代から第一線での活躍を続け、世界で最も知られる日本人写真家のひとりである“アラーキー”こと荒木経惟。精力的な制作、発表を続けており、上梓した写真集は500冊以上、今年も国内外で多くの個展が行われている。 本展は、最新作を中心とした1000点以上の作品が並ぶ壮大なスケールの展示が魅力だ。タイトル「写狂老人A」は、絵師・葛飾北斎が老境に入ってもなお精力的に制作を続ける自らを、「画狂老人卍」と名乗ったことからなぞらえて考えられたもの。生涯を通じてあくなき探求を続け、道を極めようとする荒木の姿は、まさに北斎に重なる。 また、7月25日から東京都写真美術館で開催される「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971− 2017−)」と連動した相互割引もあり。どちらかの入場券を提示すると団体料金で入場可能に。ふたつの会場で、アラーキーの写真の力を存分に楽しんで! 「荒木経惟 写狂老人A」 会期/2017年7月8日(土)〜9月3日(日) 会場/東京オペラシティ アートギャラリー 住所/東京都新宿区西新宿3-20-2 時間/11:00〜19:00、金・土曜〜20:00※最終入場は閉館の30分前まで 休館日/月曜(祝日の場合は翌日休)、8月6日(日・全館休館日) 入場料/1,200円、大・高生800円、中学生以下無料 TEL/03-5777-8600 URL/www.operacity.jp/ag/exh199/
Text:Akane Naniwa