官能的でユーモラス…荒木経惟の「花幽園」 | Numero TOKYO
Art / Post

官能的でユーモラス…荒木経惟の「花幽園」

Nobuyoshi Araki,アラーキー,RAT HOLE GALLERY,荒木経惟
Nobuyoshi Araki,アラーキー,RAT HOLE GALLERY,荒木経惟

この夏、写真家“アラーキー”が熱い!シャネル・ネクサス・ホール、東京オペラシティ アートギャラリーに続き、東京・青山にあるRAT HOLE GALLERYでも、最新作のカラー写真約60点を展示。官能的かつユーモラスに溢れた「幽明の花園」が映し出す、現在のアラーキーの眼差しとは?

これまでにも「生と死」に強い関心を抱き、さまざまな作品に投影してきた荒木。枯れゆくさだめにある花々と、なまめかしい人形や、異界を感じさせる怪獣が絡み合う今作も、荒木の独特な死生観が、官能的かつユーモラスにほのめかされている。その様は、タイトルが示す通り「幽明の花園」だ。 現在、開催中の東京オペラシティ アートギャラリーの「写狂老人A」展(〜9/3)に加え、東京都写真美術館でも大規模な個展(7/25-9/24)が予定されている。会場ごとに見せる作品も異なるため、今年の夏は、アラーキー展巡りをするのも楽しそう! 荒木経惟展「花幽園」 会期/2017年7月14日(金)〜8月31日(木) 会場/RAT HOLE GALLERY 住所/東京都港区南青山5-5-3 B1  時間/12:00〜20:00 休館日/月曜 TEL/03-6419-3581 URL/www.ratholegallery.com

「写狂老人A」展の情報はこちら

「東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館」展の情報はこちら

Text:Akane Naniwa

Magazine

MAY 2024 N°176

2024.3.28 発売

Black&White

白と黒

オンライン書店で購入する