デヴィッド・ボウイ、生誕71周年記念に『レッツ・ダンス』のデモ盤がリリース
デヴィッド・ボウイ(David Bowie)の生誕71周年となる8日(月)、『レッツ・ダンス(Let's Dance)』のデモ盤がリリースされた。
1983年にリリースされた同曲の初期段階のこの音源は、シックのナイル・ロジャースと共にスイスのブロネにあるボウイの自宅で編集された。そしてアーデル・キジルケイとエンジニアのデヴィッド・リチャーズが参加し、モントルーにあるマウンテン・スタジオで仕上げられたという。そしてそれから35年間の時を経て今回正式に発表された今回のデモ盤では、その満足の出来に対するボウイの感激の声も含まれているという。
ナイルはそれが大ヒットになることがすぐに予想できたとしており、ボウイとの素晴らしくクリエイティブなパートナーシップの始まりだったと語っている。「僕は素晴らしいキャリアに恵まれているけど、デヴィッド・ボウイとのクリエイティブな共同作業はその中でも特に最も重要でやりがいのあるコラボだった」「このデモでは、そのまさに始まりをみんなに見てもらえると思う。モントルーでの初日の朝にはデヴッドから見下ろされているところに目を覚ましたんだ」「彼はアコースティックギターを手に、『ナイル、これってヒットになるよ!』って感嘆の声を上げていた」「これは彼の『フォークな曲』を僕が世界中が踊りだすような、そして35年経った今でもまだ踊るのをやめていないような曲にアレンジした、2人で一緒にどんなものが作り上げられるかという最初の指針となった音源だよ。これは『レッツ・ダンス』だけでなく、アルバム全体の設計図となったんだ」。
今回のリリースに合わせ、編曲を完成させたナイルだが、当時のギターとドラム担当の名前が分からないとして、名乗りを上げるように呼びかけている。
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