中村里砂、風間俊介、武瑠（SuG）が熱演！
TORICO監督の映画「少女椿」

『少女椿』はアニメ版映画が公開された際にも高い評価を受けたが、海外の一部地域では上映禁止になるほど内容表現が過激なことでも有名。熱烈なファンが多く待望はされつつも、その世界観を描く難しさゆえ不可能かとも思われていた実写化がついに実現。短編映画『ミガカガミ』でモントリオールほか国内外の映画祭で受賞歴のある監督TORICOによって、丸尾末広公認の映画がついに完成した。 今回が初演技となる中村里砂を支えるのは、演技派として高い評価を受ける風間俊介。本作のキーパーソンである小人症の男、手品使いと称する謎の芸人、ワンダー正光役として登場。

また、カナブン役はアーティストの武瑠（SuG）、紅悦役はグラビアアイドル森野美咲、鞭棄役は若手俳優の注目株である佐伯大地、赤座役は個性派俳優として存在感を放つ深水元基、嵐鯉治郎役には作家としても活躍する中谷彰宏と、赤猫サーカス団の団員を演じるメンバーも個性溢れるな顔ぶれ。みどりの母親役として鳥居みゆき、町の実力者役として鳥肌実が出演していることでも話題を呼んでいる。主題歌は、海外で「オルタナティブ・シャンソン」とも評され、歌とアコーディオンで大きな注目を浴びている姉妹音楽ユニット、チャラン・ポ・ランタン。ファッションの分野でも活躍する監督の作品ともあり、華やかでポップな中に毒のある衣装やメイクにも注目したい。 少女椿 Shoujo Tsubak ある時代の東京。少女みどり（中村里砂）は、病気の母親を置いて家を出て行った父親の代わりに家計を助けるため、花売りをしていた。ある日、家に帰ると母親は病死していた。一人ぼっちになったみどりは、赤猫サーカス団の団長である嵐鯉治郎に拾われる。地方巡業に回るサーカス団には、怪力自慢の赤座、美少年のカナブン、蛇使いの紅悦、足芸の鞭棄、異人の海鼠、蟻男といった個性的で怪しげな連中が顔を揃えていた。その中で下働きするみどりは、苛めにあいながらも健気に毎日を送り、走る列車を見ながら東京の我が家のことを思うのだった。 そんなある日、サーカス団にワンダー正光という超能力を持った男が加入する。苛めにあうみどりを見たワンダー正光は、彼女のことを気にかけて、彼自身が持つ超能力で不思議な光景を見せる。彼の優しさにみどりは次第に心を寄せていく。ワンダー正光の評判は瞬く間に広まり、サーカス団は連日大入りとなった。だが、団員たちは彼の人気に嫉妬し、みどりを苛める。それを見たワンダー正光は怒り、超能力で団員たちを従わせる。彼はみどりのことを愛していたのだった。それに嫉妬した鞭棄もみどりを力づくで振り向かせようとするが、それを見たワンダー正光は激怒し、超能力で鞭棄を殺害する。その光景を見たみどりはワンダー正光に恐怖を覚え、避けようとするが…。 『少女椿』 HP／www.vap.co.jp/s_tsubaki 公開／5月21日（土）よりシネマート新宿ほか全国順次ロードショー 監督脚本／TORICO 原作／丸尾末広「少女椿」（青林工藝舎） 出演／中村里砂、風間俊介、森野美咲、武瑠（SuG）、佐伯大地、深水元基、中谷彰宏 主題歌／「あの子のジンタ」チャラン・ポ・ランタン（avex trax） TORICO ブログはこちら