今注目のニュージーランド/歴史とアートと動物と。心安らぐダニーデン | Numero TOKYO - Part 2
Culture / Lifestyle

今注目のニュージーランド/歴史とアートと動物と。心安らぐダニーデン

ジャガーに乗って、アシカやペンギンに会いに行く!
モナーク・ワイルドライフ・クルーズ&ツアーズ Monarch Wildlife Cruises & Tours   ダニーデンの中心地から車で約40分。オタゴ湾からクルーズ船に乗り込み、半島突端のタイアロア岬へ。ここはキタシロアホウドリ(ノーザン・ロイヤル・アルバトロス)が世界で唯一、人間が居住する本土にコロニーを築いている場所。翼を広げると約3メートルもある海鳥が空を飛ぶ様子はまるでグライダーのよう! 岩場でお昼寝しているニュージーランド・オットセイや体長33センチのコビトペンギンなど、野生の動物たちはみんなイキイキ! オタゴ湾は干満差が2メートルもあり、干潮時の湾内はあちこちで干上がるが、それも捕食する動物たちの営みを見る場に。
住所/20 Fryatt Street, PO Box 383, Dunedin TEL/+64-3-477-4276 料金/ワイルドライフクルーズ NZ$52(子ども NZ$22)。 所要時間/クルーズは夏(10~4月上旬)60分間、もしくは90分間、冬(4月上旬~9月)60分間 URL/http://www.wildlife.co.nz/ ※ ウェラーズロックに集合。その他各種ツアーあり
ペンギン・プレイス Penguin Place   頭に黄色いバンドをし、黄色の目をしたキガシラ・ペンギンの、オタゴ半島にあるプライベート保護区。現在3000~4000羽がニュージーランドのみに生息している、絶滅が危ぶまれている種だ。90分間のツアーでは生態などのレクチャーを受けた後、敷地内にアリの巣のようにめぐらされたトレンチ内を移動。いくつかの巣の近くの除き窓から、自然の中で暮らす彼らの様子をウオッチングする。11月初めはヒナが誕生、2月まではグレーの毛をした赤ちゃんペンギンを見るチャンス。ツアー料金の一部はペンギンの保護・維持活動に使われている。
住所/45 Pakihau Rd, Harington Point, Otago Peninsula, Dunedin TEL/+64-3-478-0286 料金/NZ$52(子ども NZ$15) 開園時間/9:30~17:00(ツアーは夏10:15〜、冬15:15〜開始) URL/http://www.penguinplace.co.nz/
ラーナック城 Larnach Castle   1871年に建造された、ニュージーランドに現存する唯一のお城。銀行家にして政治家のウィリアム・ラーナック氏が、最初の最愛の妻のために、200人もの職人を使って3年かけて建造。館内の装飾は凝りに凝って、イギリスや米国、オーストラリアから建材を取り寄せ、イタリアから職人を呼ぶなど、さらに12年を費やしたそう。現在はバーカー家の私邸として、公開されている。別棟の舞踏室に手を加えたカフェではアフタヌーンティーを楽しむことも。英国製のティーカップに注がれたお茶と一緒に、3段のティートレイのサンドウィッチやショートブレッドをいただきたい。
住所/Larnach Castle, 145 Camp Road, Otago Peninsula, Dunedin TEL/+64-3-476-1616 営業時間/9:00~17:00 URL/http://www.larnachcastle.co.nz/
クラシック・ジャガー・リムジン Classic Jaguar Rimousines LTD   高級感漂うジャガーのヴィンテージカーをチャーターし、ダニーデンを疾走するのはいかが? 今回のコース、『オタゴ・ペニンシュラ・エクスペリエンス』はダニーデンの中心地(世界一の急坂やオタゴ大学など)→ラーナック城→モナーク・ワイルドライフ・クルーズ&ツアーズ→ペンギン・プレイスをジャガーで移動。ほかにもラーナック城の3時間30分、空港送迎など、場所や時間のプランはいろいろ。黒服姿のジェフさんに扉を開いてもらい、街を案内してもらうのは、プレステージ感も上々だ。ウエディングやサプライズなど、特別な旅の演出にどうぞ。
住所/PO Box 7106, 89 Glenross Street, Dunedin TEL/+64-3-476-4564 料金/『オタゴ・ペニンシュラ・エクスペリエンス』(10:15~17:45/7時間30分チャーター)    ※要問い合わせ。(参考:1日チャーターの場合 NZ$805/4人まで) URL/http://www.classicjaguar.co.nz/

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