藤田貴大は「マームとジプシー」を率い、今年夏に今日マチ子の同名漫画を舞台化した『cocoom』の再上演で高い評価を得るなど、今最も勢いのある演出家のひとり。出演は注目の若手俳優・村上虹郎のほか、ドラマーの山下達久、映像出演に歌人の穂村弘、芥川賞を受賞したピースの又吉直樹など、第一線を走るクリエイターが集結した。衣装はミナ ペルホネン、宣伝美術はブックデザイナーの名久井直子。寺山修司の初期代表作を、現代のクリエイターがどのように表現するのか、ぜひ注目して。
Art Direction:Naoko Nakui Photo:Yasuyuki Emori
RooTS Vol.03 寺山修司生誕80年記念「書を捨てよ町へ出よう」
会期/12月5日(土)〜27日(日)
会場/東京芸術劇場 シアターイースト
作/寺山修司
上演台本・演出/藤田貴大(マームとジプシー)
出演/村上虹郎、青柳いづみ、川崎ゆり子、斎藤章子、召田実子、山下達久(ドラマー) 他
映像演出/穂村弘(歌人)、又吉直樹(芸人)
衣装/ミナ ペルホネン
チケット/一般前売4,800円、一般当日5,300円、25歳以下3,800円
(※その他の特別割引は公式HP参照)
Tel/東京芸術劇場ボックスオフィス0570-010-296(休館日を除く10:00〜19:00)
URL/www.gekigeki.jp
Culture / Post
60、70年代のアングラ時代に生み出された戯曲を、若い演出家の新たな解釈で表現するシリーズ『RooTS』。つかこうへい×三浦大輔『ストリッパー物語』、清水邦夫×熊林弘高『狂人なおもて往生をとぐ』に続く第3弾は、寺山修司×藤田貴大(マームとジプシー)の『書を捨てよ町へ出よう』。
村上虹郎主演・藤田貴大演出の『書を捨てよ町へ出よう』上演
村上虹郎主演・藤田貴大演出『書を捨てよ町へ出よう』
Text: Miho Matsuda