9月2日(火)より、フランスのプロダクトデザインを変えたデザイナー、ピエール ポランの展覧会がシャネル・ネクサス・ホールにて開催される。1927年、パリに生まれたポランは、1950年代よりフランスのトーネット社やオランダのアーティフォート社から家具を発表。時代の新技術も柔軟に取り入れながら、その有機的な美しいフォルムと優れた座り心地で世界中を魅了し、1960年代にはその名の通りリボンをモチーフにした「リボンチェア」や、舌を思わせる「タンチェア」といったマスターピースを生み出した。
展覧会の会場では、ポランが手がけ、私たちの生活を優しく彩ってきたこれらの椅子に実際に座りながら、彼が世に送り出したフォルムがどのように生まれたのか、作品やそのエッセンスを心ゆくまで味わうことができる。会場構成は建築家の坂茂、キュレーターは日本とフランスの文化をつなぐエッセイストの佐藤絵子が担当。なお、ポランの作品はポンピドゥー・センターやMoMAをはじめ世界中の美術館のコレクションとして所蔵されているものの、日本で彼の展覧会が開催されるのは本展が初めて。この貴重な機会をどうぞお見逃しなく。
All photos © Artifort
『ピエールポラン–デザインフォーエバー』
開催期間/2014年9月2日(火)~26日(金)
場所/シャネル・ネクサス・ホール(東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F)
開催時間/12:00~20:00(入場無料・無休)
Information/シャネル・ネクサス・ホール事務局
TEL/03-3779-4001
公式HP/www.chanel-ginza.com