シャネル銀座に“美の伝説”が上陸!リリアン・バスマン写真展 | Numero TOKYO
Art / Post

シャネル銀座に“美の伝説”が上陸!
リリアン・バスマン写真展


かつて、ファッション写真がまだ“アート”と見なされなかった時代。
……と聞いて、思わず画像を2度見したあなた。ぜひ、シャネル・ネクサス・ホールを訪れてみてほしい。
ある伝説的なファッションフォトグラファーの、日本で初めてとなる展覧会に、必ずや心震えるものを感じるはずだから。

リリアン・バスマン。1917年、ニューヨークのブルックリン生まれ。
テキスタイルとイラストレーションを学んだ彼女は、『ハーパーズ バザー』誌の伝説的アートディレクター、アレクセイ・ブロドヴィッチのアシスタントに就任。すぐにその非凡な才能を見出され、わずか数年後の1945年に『ジュニア バザー』誌のアートディレクターに抜擢された。
リチャード・アヴェドン、ロバート・フランクら、綺羅星の如き写真家たちと仕事を通して接するうちに、写真の世界に興味を持ち、次第にのめり込んでいく。
独学で撮影と暗室でのプリント技術を習得し、写真家として転身を果たしたのは1947年、ちょうど30歳を迎える頃のこと。新たなる美を追い求める日々が、ここから始まった。

Text:Keita Fukasawa

Profile

深沢慶太(Keita Fukasawa) フリー編集者/ライター/『Numéro TOKYO』コントリビューティング・エディター。『STUDIO VOICE』編集部を経てフリーに。『Numéro TOKYO』創刊より編集に参加。雑誌や書籍、Webマガジンなどの編集・執筆、企業企画のコピーライティングやブランディングにも携わる。編集を手がけた書籍に、田名網敬一、篠原有司男ほかアーティストの作品集や、編集者9人のインタビュー集『記憶に残るブック&マガジン』(BNN)など。

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