日本写真の近未来 ! 若手9名の写真展を見たか? | Numero TOKYO - Part 3
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日本写真の近未来 ! 若手9名の写真展を見たか?

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水谷吉法『この人』 © Yoshinori Mizutani
時おりしも、協賛企業として展覧会をバックアップするパナソニックは、11月21日にレンズ交換式デジタルカメラとして世界最小ボディを実現した新型ミラーレス一眼『LUMIX GM』を発売したばかり。   出展作家のうち、うつゆみこ、濱田祐史、水谷吉法の3名はこの『LUMIX GM』を使った撮り下ろし作品を発表するほか、赤鹿麻耶、Kosuke、伊丹豪、山本渉、横田大輔、吉田和生の6名は、それぞれの代表作を展示する。
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うつゆみこ『はこぶねのそと』 © Yumiko Utsu
彼ら9名の作品から見えてくるのは、私写真やストリートの視点など、日本写真が受け継いできた特徴と、コンセプトを重要視する世界的なアートフォトの感覚、その両方の影響を感じさせながらも、かつてない表現を確立しようと試みる新たな地平だ。   その先にある未来の風景──2020年の東京の眺めに想いを馳せながら、写真という名の最先端のヴィジョンを前に、新たなる写真時代の胎動を感じてほしい。
  『LUMIX MEETS/TOKYO 2020 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS 9』 期間/11月23日(土)〜12月1日(日) 場所/ヒルサイドテラス&ヒルサイドフォーラム 東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟   information TEL/03-53740-4560 HP/http://tokyo2020photographers.jp/  

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深沢慶太(ふかさわ・けいた)   フリー編集者/ライター/『Numéro TOKYO』コントリビューティング・エディター。『STUDIO VOICE』編集部を経てフリーに。『Numéro TOKYO』創刊より編集に参加。雑誌や書籍、Webマガジンなどの編集・執筆、企業企画のコピーライティングやブランディングにも携わる。編集を手がけた書籍に、田名網敬一、篠原有司男ほかアーティストの作品集や、編集者9人のインタビュー集『記憶に残るブック&マガジン』(BNN新社)など。
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