見逃し禁止! アート写真の祭典『TOKYO PHOTO 2013』@増上寺 | Numero TOKYO
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見逃し禁止! アート写真の祭典『TOKYO PHOTO 2013』@増上寺

荒木経惟『Paradise 2』(2013年) Courtesy of Taka Ishii Gallery Photography / Film © 2013 Nobuyoshi Araki   最前線の写真表現から、伝説の名作まで、世界のアート写真が東京へと集結する、アジア最大級のインターナショナル・フォト・フェア『TOKYO PHOTO』。 2009年の初開催より5周年を迎え、今年は徳川将軍家の菩提寺として名高い芝・大門の増上寺で9月27日から30日まで開幕。記念企画として、ロンドンからテートモダンの、LAからはJ・ポール・ゲティ美術館のフォトキュレーターによる企画展のほか、東松照明、ウィリアム・クラインの作品展示などを併設する。   写真作品を販売するアートフェア(見本市)、特別展示、写真家やキュレーターによるトークショーなど、写真文化の最前線を体感できるこの一大イベントの魅力と、今年の見どころについて、東京フォト代表の原田知大氏に電話凸撃を試みた。  
見逃し禁止! アート写真の祭典『TOKYO PHOTO 2013』@増上寺
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Mike Brodie『A Period of Juvenile Prosperity』シリーズより(2006-2009年) Courtesy of M+B Gallery © Mike Brodie   ここ日本のアートフォトをめぐる状況は、『TOKYO PHOTO』のスタート以前/以後で一変したと言っても過言ではない。まずはその意味について、紐解いていこう。   原田氏が『TOKYO PHOTO』を立ち上げたきっかけは2008年、世界最大規模にして最高峰の写真イベントである『PARIS PHOTO』が、日本の写真の特集企画を開催したことに遡る。 その独自性において世界から注目を集める日本の写真表現について、欧米では大規模な評価が行われながら、日本には自ら評価の場を作り出す気運がない。自国の表現文化を、海外からの価値付けに委ねたままでいいのだろうか──。 日本の写真を、日本から発信していく主体的な仕組みを作りたい。一念発起した原田氏が目指したのは、アートとそれを活性化させるビジネスが融合した、日本独自の場づくりだった。   ▶ 『TOKYO PHOTO』は何が違うのか? 主催者に凸撃! ▶ 次のページへ

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