魔法みたいなカラーパレットをプレゼント! ディック・ページがメイク術を指南 | Numero TOKYO - Part 5
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魔法みたいなカラーパレットをプレゼント! ディック・ページがメイク術を指南

──カクテルのように色をミックスするという発想は素敵ですね! おすすめのブレンドを教えて下さい。
 
「マイケル・コースのショウでは、主に『Soda』(左上)を使って色を変えていきました。目尻に黒い『Liquorice』(中央)をのせ、その上にピンククリームアイシャドウの『Champagne』(右下)と透明感のある『Soda』を混ぜて色を作ったんです。混ぜるときは指先でもいいですし、アイカラーチップが扱いやすいかと思います。マイケル・コースで提案したように目元を強調するメイクもできますが、『Champagne』や『Soda』だけを使って自然で軽い仕上がりにすることもできる。ナチュラルなものからドラマチックなものまで自由自在に作れるので、自分のその日の気分でアレンジしていってほしいです。アレンジすることは難しいことではありません。同時に全色は難しいけれど…いや、それもかっこいいかもしれません(笑)」
 
1.2.マイケル・コース2013年秋冬ファッションショウのメイクのイメージボード。アイメイクにはアイカラーバーが使用された。
3.4.目尻にはパレットの中央にある黒い『Liquorice』をのせ、その上にピンククリームアイシャドウの『Champagne』(右下)と透明感のある『Soda』(左上)をミックスしてニュアンスをつけた。
 
「ちなみに、カラーバーの左下にある『Curacao』という名前のターコイズブルーを見て、ある雑誌の方が『アイシャドウにこんなに鮮やかな色を入れる勇気はない』と言っていたのですが、必ずしもアイシャドウとして入れなければいけないというルールもないんです。『アイライナーとして使ってみて』と提案するとはっとされていましたが、喜んでいただけました。目元には『Champagne』のホワイトと『Noisette』のソフトブラウンを使い、『Curacao』のブルーをアイライナーとして使ってアクセントに。このパレットでは、イメージを少しずつ変えて行くことも、ドラマチックに一新することも自由にできるんです」
 
──ベースの9色を作るのに苦労した点は?
 
「まず『Champagne』と『Soda』の2色を作るのに苦労しました。白くなりすぎないように、それでいて色味もある程度出すというところが難しかった。パール感の調整にもこだわりました。最終的には、単品でアイシャドウとしても成立するし、ハイライトとしても使える色が完成。重ね付けにも効果的な2色です。それ以外の色は、それぞれの強さ、重さのバランスを考えました」
 
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