魔法みたいなカラーパレットをプレゼント! ディック・ページがメイク術を指南 | Numero TOKYO - Part 2
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魔法みたいなカラーパレットをプレゼント! ディック・ページがメイク術を指南

──今回は、SHISEIDO THE GINZAでイベントを開催するための来日。これまでもメイクレッスンのために幾度となく日本に訪れ、お客さまとのふれあいを大事にされていますが、メイクをコンサルティングするとき、どのような会話からスタートするのでしょうか。
 
「商品を使ってくださってくれている方に会う貴重な機会なので、まずは感謝をします。そして新しい商品をお見せするのですが、なるべくご自身のことを語ってもらいます。その方のことをよく知りたいと思うのと、リラックスしてほしいから。毎回初めてお会いする方がほとんどなので、どのような方なのか知ること。そして私がどういう風にメイクをアプローチしているのか理解してもらい、素晴らしい体験だと思ってもらえるように。あとは、できるだけポジティブな会話の中から、好きな色はどういうものかを聞き出し、今日は同じ方向でいくのか、それとも全く違う方向に持っていくのか相談。私のコンサルティングでは、普段のメイクとはちょっと違った要素を取り入れていきたいので、新しいアプローチは常に探しています。例えばブラウン系が好きだという方がいたら、ブラウンをいつもとは違う場所にのせてみる。同じ系統の色を使っても、パウダーアイシャドーしか使ったことのない人にはクリームアイシャドウを提案してみたりする。ちょっとしたテクニックを加えてると、印象はがらりと変わります」
 
──いつもとは違ったメイクに挑戦したお客さまの反応は?
 
「印象的だったのは、神戸のイベントでメイクした後に感極まって泣き出してしまった女性。『こんなにきれいには二度となれない』と感動していただきました。でも、しっかりやり方を教えましたから、きっと大丈夫。必ず気に入ってもらえるという訳でなはく、苦笑いされてしまうことだってもちろんあります(笑)。でも、いつも思うのは、メイクは一時的なもの。嫌だと思ったら洗い流して落としてしまえばいい。ひとつの経験として楽しんでいただければいいんです」
 

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