アートとファッションが出合うとき。EACH x OTHER が示すクリエイションの可能性 | Numero TOKYO - Part 3
Fashion / Post

アートとファッションが出合うとき。EACH x OTHER が示すクリエイションの可能性

──様々なアーティストとのコラボによって幅広いデザインが展開されていますが、そこに共通するこだわり、軸となるものは?
 
Jenny:EACH x OTHERが大切にしているのは、メッセージです。言葉の持つパワーを重要と考えています。強くてポジティブなメッセージはセラピーになると信じています。それは実際にRobertのように実際に言葉を使った作品だけでなく、様々なクリエイターが発する作品に秘められたメッセージ性も含みます。素材に関しては、ヨーロッパ産の天然素材にこだわっています。生産もファミリーで経営しているような小さな工場を選んで行なっています。機械で大量生産をするのではなく、職人の手仕事によるぬくもりを大切にしたいのです。

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──Robertさんにお聞きします。自らの詩をビルボードなどで表現することが多いRobertさんにとって、服に詩を施すという経験はいかがでしたか?
 
Robert Montgomery(以下、Robert):とても新鮮な経験でした。新たな媒体を介して自分のメッセージを発信できることにエキサイトしているよ。ファッションは最も民主的な媒体だと改めて実感したよ。アートを購入するという点でも、大金を払って大きなオブジェを手に入れるより、もっと身近でしかもそれを着て街じゅうを歩けるのだからね。
 
──今回日本で初めてアート作品も展示されるのですよね?
 
Robert:はい。原宿のとんちゃん通りとビームス原宿で展示しました。昨日、詩をプリントして通りの壁に貼付ける作業をしてきました。東京の人々の反応が楽しみですね。

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