アートとファッションが出合うとき。EACH x OTHER が示すクリエイションの可能性 | Numero TOKYO
Fashion / Post

アートとファッションが出合うとき。EACH x OTHER が示すクリエイションの可能性

フランスのギャラリストでアートディレクターのJenny Mannerheim(ジェニー・マネーへイム)が中心となり立ち上げたEACH x OTHERは、各シーズン7〜8名のアーティストとのコラボによるコレクションを展開する気鋭のブランドだ。コンテンポラリーアーティスト、詩人、ミュージシャン、映像作家、ファッションデザイナー……。EACH x OTHERのコレクションをつくり上げるクリエイターたちは多岐に渡り、様々な媒体、活動を通して作品を発信し続けている。店頭では各クリエイターの作品とともに商品を展示することで、アートとファッションの融合を間近で体験できる点もユニークだ。3月中旬、展示会とレセプション開催のため来日したJenny、そしてヨーロッパで注目を浴びるコンテンポラリーアーティストで詩人のRobert Montgomery(ロバート・モントゴメリー)、アニメーション映像などの作品を手掛け、モデルとしても活動する美貌の持ち主Yi Zhou(イ・ズウ)に、EACH×OTHERの独特なアプローチによる次世代のファッションの在り方について語ってもらった。
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──EACH×OTHERを立ち上げたきっかけとは?   Jenny Mannerheim(以下、Jenny):アートの世界はファッション同様、よりボーダーレスになっています。言語や文化を超え、アートはより身近な存在に。そんな時代だからこそ、アーティストがファッションにもっと深く関わり、ファッションを通してもっと社会全体や着る人々に影響を与えられるような機会があっても良いと考えたからです。   ──改めてブランドコンセプトをお聞かせください。   Jenny:「ART MEETS FASHION(アートとファッションの融合)」をキーに、タイムレス、ジェンダーレス、エイジレスなスタイルを提案します。EACH×OTHERでは、メンズウエアとウィメンズウエアをそれぞれ厳密に分けてデザインする必要はないと考えています。「マスキュリンとフェミニンの融合」は、「アートとファッションの融合」とともに大切な要素です。Tシャツやジャケット、ライダース、デニムなど普遍的なアイテムにひねりやエッジを利かせたコレクションを展開しています。
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