スパプロダクツの豪華プレゼントも! ソネバ リゾート & スパのソヌ氏にインタビュー | Numero TOKYO - Part 3
Culture / Lifestyle

スパプロダクツの豪華プレゼントも! ソネバ リゾート & スパのソヌ氏にインタビュー

  ──何も無いことをラグジュアリーだと考えるのは簡単ではないと思いますが、どのように考え方を変えたらいいのでしょうか。   S「ラグジュアリーではなく、インテリジェント・ラグジュアリーと考えてはどうでしょう? 環境に拝領していると聞くと、ちょっと不便な印象を持つ方がいるかもしれません。しかし、私たちのホテルはエコなホテルではなく、環境に優しいホテルでありつつ、ラグジュアリーへの妥協を許さないホテルです。皆さんは、リゾートに出かけても都会と同じラグジュアリーを求めますか? せっかくリゾートまで出かけたのだから、その土地独特の文化や風土を楽しまなくては! インテリアに関しても、都会からのお客様が私たちに求めるのはモダンなデザインではないはず。セントラルヒーティングに大理石、またシャンデリアは豪華であり、物質の豊かさを与える事ができますが、ソネバにはそのようなものは一切ありません。自然の地にやってきて、リゾートでくつろぐ際に都会的、機器的なものだけで心身は癒されません。その土地を感じられるインテリアこそ、そこに行く意味を持たせてくれるのだと思っています」
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──リゾート地ならではの贅沢とは?   S「タイのソネバのヴィラは、エントリーレベルのヴィラですでに約400㎡あり世界的にも一番大きなヴィラだと思われますが、このスペースとプライバシーこそ都会の人にとってこの上ない贅沢です。バスルームだけでも100㎡あり、これは多くのお客様の住む住居よりも広いスペースです。東京でどんなにお金持ちでも何千㎡の家を持つことは難しいですよね。インテリアも一見シンプルですが、過ごすためのゆったりとしたスペースとユニークで遊び心を加えた室内は、まさにリゾートであり、泊まるためだけのホテルではありません。タイのソネバキリの場合は、従業員が約300名いますが、ヴィラの数はわずか35ヴィラのみ。お客さまに滞在を不便なく満喫いただくために、目に見えないところにまで様々なスタッフが細やかなサービスを提供しています。私たちはスタッフのことを、ロビンソン・クルーソーの登場人物から名前をとって“ミスター・フライデー”または“ミス・フライデー”と呼んでいます。必要なときにだけお客様の前に現れ、お客様の見ていないところでも人知れず、居心地のいい空間を作るためのサービスをしています。客として訪れたのに、スタッフをその都度呼び出さないといけないのはストレス。お客様に呼ばれる前に、何がお客様にとって必要かを考えてサービスをしています」
  ──ソネバに是非行きたいと思っている読者も多いと思いますが、時間などの制約があり難しい方も多いです。理想とするライフスタイルを手に入れるために、都会でもできるアイデアはありますか?   S「都会でのスローライフは、私も実際にロンドンの自宅で過ごすときに心がけています。例えば、ペットボトルではなく水道水を飲むこと、地産地消を考えて食事をすること、新鮮な食材を口に選ぶこと、エアコンを消して窓を開けること...。こういった行為こそが、私のポジティブ思考の源になっているんです」  
Interview&Text:Akiko Hayashida
   
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Sonu Shivdasani(ソヌ・シヴダサニ)   イギリス生まれ。世界屈指の高級リゾートホテルチェーンを展開するシックス・センス・リゾート・アンド・スパの創始者でありCEO。 2000年、イギリスの旅行雑誌「Condé Nast Traveller UK」の「Best of. Best」に選出される。妻のEva Malstrom Shivdasani(エヴァ・マルストロム シヴダサニ)氏はシックスセンシズリゾートのクリエーティブ・ディレクターを務める。
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