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スプツニ子!が新作発表 「Healing Fukushima (菜の花ヒール)」

ロンドンを中心に活躍している注目のアーティスト、スプツニ子!が東京・表参道のGYREにて新作を発表。「歩くとヒールの先端から菜の花のタネが地中に植えられ、歩いたあとから菜の花が咲いていく」ヒールをテーマに、靴デザイナー串野真也とのコラボレーションで制作中の作品をそのプロセスとともに4月16日まで「超群島 - Hyper Archipelago」展にて公開。完成作品映像と楽曲は2012年夏にWeb公開予定。

本作には、菜の花のもつ土壌のセシウムやストロンチウムなどの放射性物質を栄養素カリウムと同時に吸収する働きや、チェルノブイリ原発事故後にウクライナ政府やベラルーシ政府が5万ヘクタール以上の放射能汚染地域で栽培している背景がある。菜の花から採取されるナタネ油はバイオディーゼルとしても利用可能で、原子力発電に代わる再生可能エネルギーとして、そして汚染地域での食用でなくエネルギー生成を目的とした新しい農産物としても注目されているという。土壌から吸収された放射性物質はほぼ全て茎に吸収されナタネに混入しないため、バイオディーゼルは汚染の心配なく使用する事ができる代替エネルギーといえる。そんな菜の花は、福島第一原発の事故で大きな被害を被った福島県の農業再生の手がかりになるのではないか、という声も。昨年4月16日に開催された「菜の花パレード」では1300人が静岡県浜岡市に集まり、浜岡原発の停止を訴えるために菜の花を手にもって行進した。もしかすると、「菜の花」は、これからの原発問題を考える一種のシンボルになり得るのかもしれない

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