ファッション業界は煌びやかな世界であると思う。
その中に身を置いていると時々その派手さを忘れてしまい、より華やかに身を包もうとしている自分に気が付くことがあります。
確かにファッションには夢があると思うけど、おしゃれって、そういうことだっけ??
自分のカッコを見つめても周りを見回しても、そう感じることが多々ありますし、そう感じている方も多いのではないかな?と思います。
2014SS シーズンの3.1 Phillip Limは、そんな私をはっとさせた、もしくは、疑問に感じていたことを明確に説明してくれたようなコレクションでした。テーマはエレメント。地球には、 火・水・土・風といったエレメントがあり、それらによって地球上の美しいものたちは創られているのです。自然の創り出した美しさは独創的でダイナミック。 そして誰の為に創られたでもなくそこかしこに存在し各々がその美しさを放っています。例えば長い年月と風が創り出した地形、例えば何千年、何万年もかけて できた美しい色の層を織りなすジオード。磨きをかけていない自然の創り出したままのクリスタルロック・・・・人間もそのひとつ。そんなありのままの美しさを改めて見つめなおす開放感に満ちたコレクションを是非ご覧ください。
で、結局・・・やっぱファッションは楽しい!