まつゆう*というギークガールが、
大好きで憧れのNumeroに出るまでの奇跡な軌跡。
モデルをはじめたのは15才。
いまは34才なので、細々と芸歴19年目突入。
最初は、プチセブンという雑誌のモデルから。
1年して、広告・CMモデルに転身。
ラッキーな事にオーディションにうかっていたので、
事務所から雑誌はやらせてもらえなかった。
（単にセンスが無いという可能性大！）
広告モデルをやるということは、
クライアントの企業・商品に上手く染まれなければならない。
当時の私に大人が求めたものは、
多少の演技力と清潔感となんにでも染まれる真っ白さだった。
持ってる服は、スキニーデニムとボーダーのトップスとバレエシューズくらい。
その当時は
「このまま演技の道に進むのかな？」
と、なんとなく思っていたため
勉強のためにと休みの日はレンタルビデオを見まくり、
並木座などの名画座へ行き、京橋のフィルムセンターへも通った。
そして、出会ったのが古い”可愛い映画”たちだった。
私のアンダーグラウンドな知識とギークな要素はここから。
今まで真っ白だった少女は、個性、ファッションなどに目覚めていく。
抑圧されたとこが、きっとドカーンってでちゃったのかも。
独自の”ファッション、ビューティ、カルチャー”について情報発信し始めたは、1998年。
ちょうどWindows98がリリースされた年。
当時はネットでホームページを持っている女の子なんて内容にかかわらず、
ヲタク！ネットアイドル！みたいなイメージがついて回った。
そして、検索してみても（当時、Googleはまだない）
女の子向けのファッションやカルチャーを発信しているページなんて、ほぼ皆無！
「ないなら作ればいい！ 」
と、はじめたのが
見た人が読者であるという雑誌のような設定の元、発信をはじめた
「chelucy 〜magazine style HP!」というウェブサイト。
独自のおすすめのファッション、可愛い物、美容、カルチャーなどを
写真とコラムで紹介していく。今のブログにかなり近いかんじ。
ネット系ギークガールの間ではスマッシュヒット的サイトとなり
昭和レトロをテーマにした「チェルシーのおしゃれ入門」という本も出版。
今では、中学生から見てくれている子たちが大人になり
デザイナーや代理店へ勤め一緒にお仕事したりもしている。凄いこと！！！！！
chelucyはネット発のブームに絡んでいたりと、ちょっとづつ前に進むも
それでも、やっぱり”ギークガールとファッション”との壁はぶあついのだ！
しかし、何故かいきなりのブロガーブームの到来。
ファッションブロガーというジャンルができ
今までのお洋服好きギークの私もなんとなくついでにそう呼ばれるようになる。
私は服が大好きだけど、正直おしゃれではないと思っているので
この呼び方には違和感があって、一時期悩んだことも。
最近は、まあいいか！って思えるようになったけどね。
そして、2012年8月28日。
Web歴、15年目。
ブロガー歴、9年目。
ついにギークガールが、夢のモード誌に！！！！！！！！
正直、ありえないと思っている。
奇跡すぎる。
編集長の杏子さん、
「どうかしちゃったんんじゃないか！」
って思ってるくらい。
可愛くしてもらって、好きな服を自分で選ばせてもらって
好きに書かせてもらって
憧れのNumeroに出れるなんて夢みたい。
いつもNumeroをお読みの皆さんにはカラフル過ぎて
すっとんきょうなページになっているかもしれませんが
是非チェックして頂けたら嬉しいです。
雑誌の中の数ページではありますが、
ギークガールにとっては大きな奇跡の数ページなのです。
PS
P.163で、ZARAについてのコラムも書かせて貰いました。
マスミさん、ありがとう♡
