「ウェス・アンダーソンの世界展」をエディターがレポート! | Numero TOKYO
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「ウェス・アンダーソンの世界展」をエディターがレポート!

いよいよ2022年1月28日(金)に日本で封切りを迎えるウェス・アンダーソン監督最新作『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(以下、『フレンチ・ディスパッチ』)。公開を前に、東京・渋谷のイベントスペース、Hz(ヘルツ)にて1月22日(土)、23日(日)の2日間「ウェス・アンダーソンの世界展」が開催中です。 物語はもちろん、登場するファッションやプロップス、サウンドトラックなど、細部まで作り込まれた世界観にファンが多いウェス・アンダーソン。今回の「ウェス・アンダーソンの世界展」はファン目線で映画と人をつなぐコミュニティ、uni(ユニ)がウェス・アンダーソンへの愛を込めて彼の過去作から最新作までを映像やパネルなどで紹介する展覧会です。 予約制で開催される本展は、予約開始からすぐに定員の倍を超える応募が殺到し、残念ながら受付は締め切ってしまったそう。そこで気になる展覧会の様子を、ヌメロ・トウキョウのエディターがレポート!

展示① 『フレンチ・ディスパッチ』オリジナルポスター

今回いちばんの目玉となるのはイラストレーターJavi Aznarezが手がけた『フレンチ・ディスパッチ』のポスター。世界で100枚程度しかないオリジナルプリントで、サインやシリアルナンバーも入っている希少なもの。チラシやWEBで見るより、イラストレーターの筆の運びや色彩の鮮やかさを感じることができました。

展示② 代表作を一気に振り返るパネルコーナー

『天才マックスの世界』『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』『ダージリン急行』『ムーンライズ・キングダム』『グランド・ブダペスト・ホテル』、そして最新作『フレンチ・ディスパッチ』など代表作のパネルを展示。パネルには、各映画の象徴的な場面写真にあらすじとuniメンバーのコメントが添えられており、読み応えたっぷり。ウェスのこれまでの作品を一気に振り返ることができ、映画の中の思い入れのあるシーンやサントラが頭の中に押し寄せてきます。

展示③ ウェスの世界観を表現したフォトスポット

ウェス・アンダーソンの世界観をuniのメンバーが表現。なんと『グランド・ブダペスト・ホテル』に登場する菓子店メンドルのパッケージを模したフォトブースに入って写真撮影ができるんです! ところどころに飾られている『フレンチ・ディスパッチ』の世界観を表現した小道具もたまらない。

展示④ プレゼント抽選キャンペーン

映画のオリジナルグッズが当たる抽選キャンペーンも実施。ティモシー・シャラメの出演シーンがプリントされたTシャツやオリジナルデザインのトートバックは非売品とのこと。これは欲しい……! また、『フレンチ・ディスパッチ』の編集部にあるものを再現したコルクボードに、映画へのコメントを寄せられるコーナーもありました。

ほかにも来場者全員に非売品のカンヌ映画祭版プレスシートや、uniが制作した『ウェス・アンダーソンの世界展』限定チケットのプレゼントが。

もうすぐ公開する映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』への期待がますます高まった展覧会でした。

 

 

 

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Profile

金原毬子Mariko Kimbara エディター。2017年扶桑社に入社し営業職を経て、19年『Numéro TOKYO』編集部に異動。主に人物取材やカルチャー、ライフスタイルなどの特集や連載「開けチャクラ! バービーのモヤモヤ相談室」、くどうれいんと染野太朗の短歌連載「恋」、松岡茉優の書籍『ほんまつ』などを担当。音楽、ラジオ、ポッドキャストが好きで片時もヘッドフォンが手放せない。

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