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Culture Editor's Post
写真で笑顔に。エレイン・コンスタンティンのハッピースマイル
エレイン・コンスタンティン 写真

 

特集:「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2017年3月号と連動して、編集部員の「ハッピーホリック」な私生活を公開中。フォト・ディレクター齋藤真紀のハッピーな写真の見方。

写真の魅力って何だろう。仕事柄、写真を選んだり、ブックを拝見したり、たまには自分でも撮ってみたりと、毎日何らかの形で触れているんですが、最近もっともっと深く知りたいという思いが湧いてきたので、時間を見つけては気になるフォトグラファーの写真やドキュメンタリー映画など再度見返したりしています。自分なりに感じたことや、フォトグラファーのことについて少しずつアップできればと思っているので、よろしくお願いします。

私が学生の頃はSNSはもちろん、携帯カメラがない時代だったので、情報と言えば雑誌から。「i-D」や「THE FACE」は毎月のように購入していました。90年代後半〜00年前半の雑誌は特に思い出があるので今でも大切に本棚に飾っています。発売中の3月号では90年代後半を中心に、カメラの前で起こる「UKユースカルチャー」を切り撮り、“とびっきりの笑顔”の写真で世の中にインパクトを与えたイギリス出身の女性フォトグラファー、Elaine Constantine(エレイン・コンスタンティン)を特集。今回はその笑顔の写真とインタビューの紹介、当時エレインが撮影していた「THE FACE」の掲載号などを振り返ってみようと思います。

3月号に掲載しているエレインのインタビュー。笑顔の写真の裏話なんかも伺うことができたので、是非ご覧下さい。エレインの最近の活動はというと、2014年の初監督映画『Northern Soul』では名誉ある賞を受賞し、ハンターやウェアハウス(イギリス・ロンドンで誕生したハイストリートファッションブランド)のキャンペーン撮影を手がけていたり。次の映画のリサーチをしているそうで、何とテーマは「写真」について。次回作、気になりますね!

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そしてこちらが懐かしの雑誌「THE FACE」。左のChloe Sevignyの表紙は2000年7月号。写真は、Vincent Peters。右のKate MossとLiberty Rossの表紙は2002年2月号。Liz Collinsが撮影。Vincent PetersもLiz CollinsもNumero TOKYOで何度か撮影していただいています。

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Chloeの表紙の中ページ。ラベルテープのグラフィックがアナログでかっこいい。(私もラベルテープ持っていました!)Vincent Petersらしい光。1999年の映画「Boy’s Don’t Cry」でアカデミー助演女優賞にノミネートされたり、助演女優賞を受賞したクロエは、その後も「ブラウン・バニー」(2003年)や「ドッグ・ヴィル」(2004年)などに出演し、去年は短編映画「Kitty」で監督デビュー。アメリカの作家ポール・ボウルズによる短編小説「Kitty」を映画化したもので、子猫になりたいと願う少女が変身するというストーリー。映画業界には女性監督が少ない状況から、ポジティブに、クリエイティブにトライしてやり続けてほしいという、世の中の女性たちを後押しするための彼女の行動とのこと。素晴らしいです。Numero TOKYOでは2007年9月号の表紙と中ページに登場していただいています。

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永遠のファッションアイコン、ケイト・モス。この存在感…!!! ケイトが初めて「THE FACE」で表紙を飾ったのは若干16歳の頃(1990年7月号)。今は亡きCorinne Dayが撮影したあどけないとびっきりの笑顔の表紙は本当に素敵。ケイト・モスはNumero TOKYOの記念すべき創刊号の表紙も飾ってくれました。

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そして、Elaine Constantine! スタイリングは、Heathermary Jackson。HeathermaryもNumero TOKYOでも何度かスタイリングしていただいています。やっぱり笑顔の写真。

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最後に。発売中の3月号の表紙とファッションを撮影してくれたEllen von Unwerth! スタイリングはKatie Grand。当時と変わらぬエネルギーとパッションでシャッターを切り続けるエレン。この号では誌面だけでなく、目が離せなくなるショートムービー(本当に見ていただきたい!!!)を撮っていただいたので、コチラも是非。

ここに紹介した写真はほんの一部ですが、「THE FACE」に掲載されたファッション写真は蒼々たるメンバーが名を連ねています。15年後のファッション雑誌はどうなっているのかな、なんて少し想像しつつ今回のブログを締めくくりたいと思います。

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「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2017年3月号は「ハッピーホリック」特集。2017年型の幸せを掴む方法が満載! ぜひチェックして。

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ヌメロ・トウキョウ 2017年3月号はこちら

Profile

齋藤真紀(Maki Saito)フォト・ディレクター、エディター。『VOGUE JAPAN』を経て『Numéro TOKYO』の創刊メンバーとして参加。表紙をはじめ国内外での撮影のキャスティング、ブッキングを担当。特にケイト・モスやヴィクトリア・ベッカム、アレクサ・チャンとの撮影は思い出いっぱい。JUJU初のシューズ本『I NEED MORE SHOES』のディレクション、編集を務めた。ファッションを中心に広告のディレクションやプロダクションも手がけている。bichon_toriに夢中♡

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