京扇子の老舗からアバンギャルドな新ブランドが誕生! | Numero TOKYO
Art / Editor’s Post

京扇子の老舗からアバンギャルドな新ブランドが誕生!

小誌エディターの気になる最新トレンドや撮影の裏話まで、鋭い視線を盛り込んだトピックスをお届け!(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2021年5月号掲載)

マヒトゥ・ザ・ピーポーによる扇子とTシャツ
マヒトゥ・ザ・ピーポーによる扇子とTシャツ

自粛生活で足元の文化に目覚めた昨今。四季の風情や地元の史跡を面白がるうち、驚きの一報が。京扇子の宮脇賣扇庵(みやわき ばいせんあん)がデザイン会社GRAPHの協力を得て、新ブランド「BANANA to YELLOW(バナナとイエロう)」を立ち上げ。画家の大竹伸朗、アンリアレイジの森永邦彦、音楽家のマヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN)とのコラボ扇子やTシャツ、バッグなどを展開。その心は、儀礼や装いの必需品たる扇子のルーツ=“あおがなくても持っていたい”アイテム性にあり。伝統という名の絶えざる革新、奥深く新しいカルチャーに期待です!

大竹伸朗による扇子
大竹伸朗による扇子

1月より、宮脇賣扇庵京都本店の隣にオープンした直営店とオンラインショップで販売開始。
BANANA to YELLOW
banana-to-yellow.jp

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Profile

深沢慶太Keita Fukasawa コントリビューティング・エディターほか、フリー編集者、ライターとしても活躍。『STUDIO VOICE』編集部を経てフリーに。『Numero TOKYO』創刊より編集に参加。雑誌や書籍、Webマガジンなどの編集執筆、企業企画のコピーライティングやブランディングにも携わる。編集を手がけた書籍に、田名網敬一、篠原有司男ほかアーティストの作品集やインタビュー集『記憶に残るブック&マガジン』(BNN)などがある。『Numéro TOKYO』では、アート/デザイン/カルチャー分野の記事を担当。

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