ホンマタカシさんから学んだ『いい写真』について
小誌エディターの気になる最新トレンドや撮影の裏話まで、鋭い視線を盛り込んだトピックスをお届け!(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2021年4月号掲載)
Numéro TOKYOと馴染みのあるクリエイターを迎えて送るオンラインサロンが始動しました。
初回のトークゲストは、2021年1・2月合併号の「写真のチカラ」特集(本誌)でもご登場いただいた写真家のホンマタカシさん。「いい写真とは?」をテーマに、ご本人の今までの作品やお仕事の話を交えながら講義が行われ、課題提出のワークショップや質問コーナーもある本格的な内容です。写真を撮るのも写真集を集めるのも好きなので、ホンマさんの貴重なお話に学生時代に戻った気分で無我夢中になって画面に張り付いていました。
初回の講義で出された課題は「一般的には失敗と言われるような写真を提出する」こと。その写真をもとに、2回目の講義でホンマさんご本人が参加者の写真をレビューしてくださいます。こんな機会、滅多にない!
実際に私もレビューしていただき、ブレてしまった失敗写真を提出したつもりが「ヴォルフガング・ティルマンス的センス」「女性は自然光を好むけど、ストロボを焚いているのも味」「お花の差し方もセンスがある」と、思ってもいなかったお褒めの言葉に感涙。参加者の失敗写真はそれぞれ個性があって、「失敗写真と言いつつも、それだけじゃない良さがあるのが写真の不思議な魅力」とホンマさん。他にも、何を失敗とするのか、どんなところに良さや味を感じるのか、また写真に付けるタイトルの重要性など、写真の知識をたくさん教えていただきました。
そして、ホンマタカシさんに続く第3回のゲストクリエイターは占星術家の橘さくらさん。すでに双子座、乙女座、魚座の回は終えてしまいましたが、これまた驚くほど当てはまるのでビックリ……。同じ双子座エディターとも肯いてしまうほど。(双子座の私の個人的なお話ですが!)Zoomで気軽に参加できるので、ぜひチェックしてみてください!