Hyle × HAPPY NUTS DAY × Sta. の着て食べて飾れるピーナッツ! | Numero TOKYO
Culture / Editor's Post

Hyle × HAPPY NUTS DAY × Sta. の着て食べて飾れるピーナッツ!

素材の可能性を探究するプロジェクトユニットHyle(ヒューレ)が、ピーナッツ染めの研究過程と作品を渋谷・円山町にあるレストラン&バーSta.(エスティーエー)のギャラリースペースで2020年11月1日(日)まで展示しているとのことでお邪魔しました。

Hyleは、本来なら廃材となってしまうピーナッツの殻と渋皮を染料として抽出し、色味の研究をしているプロジェクトユニット。染料の素材となるピーナッツの殻や渋皮は、九十九里の保育所跡地をリノベーションした工場「LOCAL FACTORY」でピーナッツバターを作るHAPPY NUTS DAY(ハッピーナッツデイ)から提供されています。

ピーナッツの廃材で染め上げられた生地は天然の素材ならではの優しい風合いで、展示されている研究過程の生地や髪には、染料に使われた素材、量、浸けられた時間などが記されています。殻だけを使った染料では淡いイエローに、タンニンが多く含まれる渋皮を使った染料では赤褐色と、カラーバリエーションも豊富。タンニンと言えば、ワインなど赤ぶどうにも含まれていますが、ピーナッツの渋皮と異なり水分量が多いためこれほど色濃く染まらないのだそう(写真右下)。

他にも、ピーナッツ工場を表現したエプロンや手袋、ピーナッツ染めの風合いを生かしたキャンバス作品も展示されています。

また、HAPPY NUTS DAYの人気ピーナッツバターの限定販売や、それを使ったSta.の一品料理の販売も。私は早速、新商品の無糖ピーナッツバターの粒入りをゲット! ちなみにこの無糖ピーナッツバター、完成までなんと7年もの歳月を費やして制作されたのだとか……。濃厚さ、滑らかさ、粒感までパーフェクトの味わいで、今まで食べてきたピーナッツバター史上いちばん美味しい!

友人から教わったアメリカンなおやつ、りんごにピーナッツバターをそのまま付けていただきました。濃厚な無糖ピーナッツバターとジューシーなりんごの甘味が相まって最高!(これ、ハマります!)

展示では、モデルでフローイストの木野園子さんによるフラワーショップ、qui no(キノ)とHyleがコラボした、ピーナッツ染めの布にドライフラワーを添えたキャンバスと、ピーナッツ染めのリボンで括られたスワッグの販売も。ぜひこの週末に、着て食べて飾れるピーナッツを体験してみてください!

Hyle × HAPPY NUTS DAY × Sta.
Exploring materiality of peanuts
落花生という素材についての探究

会期/2020年10月29日(木)~11月1日(日)11:00~19:00
(10月29日のみ14:00から)
会場/Sta.
住所/東京都渋谷区円山町11−7
協力/Local Factory

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