Fashion / JUJU's Closet
2014年春夏トレンド速報! JUJUが挑戦する3つのテーマ(中編)/ JUJU’s closet vol.31
ファッションこそ、日常で楽しめるアート
──JUJUさんの一番身近な創作というと、曲作りですか?
J「あとはカレーとか(笑)。絵を描いたりもしますよ。誰に見せる訳でもなく、ストレス解消みたいなもの。好きなレコードのジャケットとか、雑誌の写真とかをピックアップして、その時に描きたい人や、風景を模写するんです。そのための鉛筆セットも持ってる。杏子さんは、何か作ったりはしないですか?」
A「手を動かしてモノを作るのは嫌いじゃないんですけど、大したものにはなりません(笑)。あと、目的がないとやらないかな。たとえば子どものエプロンを作る!となれば根気よく、全部手縫いで作ったりはするんですけど、それは目的があってやってるじゃない? 自分のために絵を描いたりは、なかなかしませんね。どちらかというと、才能のある人たちの作品を見てそれに浸ってるほうが好きです」
J「どんなアーティストの作品が好きなんですか?」
A「オラファー・エリアソンもジェームズ・タレルも好きだし…。この仕事をはじめてから、アートに触れる機会が多くなったけど、ここ5、6年はさらに身近に感じるようになってます。時代がそうなのかもしれないし、若い日本人のアーティストが増えているからかもしれませんが。ちょっと高くて手が出せませんが、名和晃平さんのクリスタルバブルで覆われたバンビ(「PixCell-Double Bambi」)とか欲しいもの!」
──購入しやすいとか、所有できるという意味でも、洋服って身近なアートですよね。
A「そうですね。バッグとか靴とかも、実際に着る機会がたくさんはないにしても、ビジュアルに感動して買ってしまう。ある意味、アート作品を買うような感覚で服を買っているともいえる。でも服は着てなんぼ!ですけどね」
J「アートな服、私が着たらどうしちゃったのかなと思われますけど(笑)」
A「どうしちゃったのかな、と思わせるその表現こそがアート!(笑)。後から思うと日常生活で着るのは難しいけど、どうしても欲しくて買ってしまったものとかってありません?」
【JUJUが購入したアートなアイテムとは?】