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Fashion JUJU's Closet

2014年春夏トレンド速報! JUJUが挑戦する3つのテーマ(中編)/ JUJU’s closet vol.31

アーティストJUJUがお届けするモードな連載「JUJU’s クローゼット」。今回は、2014年春夏コレクションから読み解く、トレンド講座。最旬ファッションアイテムをまとっての撮影に先立って、田中杏子編集長とJUJUが次なるトレンドキーワードについて対談します。ヌメロ・トウキョウが注目するスタイリングのキーワードとは?(中編)
音楽とアートが融合して起こる、化学反応
──春夏のトレンドキーワードのひとつ、『GET ARTY(モードとアートの融合)』。アートといえば、昨年末に発売されたフルオーケストラとの共演ライブアルバム「GIFT」のジャケットは、デザイナー吉岡徳仁さんとのコラボレーションなんですね。
田中杏子(以下A)「東京都現代美術館で開催していた展示『クリスタライズ』の作品と一緒に撮影されていてびっくりしました! すごく美しい」
JUJU(以下J)「空間があまりにきれいで、1日中ここにいたいと思うほどでした。光の加減も、時間の流れとともにどんどん変わっていく様がおもしろくて。あまりに感動しすぎて、心地よくて、こんなアートが家にあったらいいのにと思ったほど。展示されているものも、どれも本当に素敵でした」
A「光の空間に、黒のドレスが際立っていますね」
J「ドレスはアルマーニなんです。撮影したのが閉館後の美術館だったんです。人が誰もいなくて、得した気分でした」
A「美術館での展示作品を、CDジャケット撮影の舞台にしてしまうという発想がいいですよね。違うカルチャーが融合して、化学反応を起こしてる。今回、春夏のトレンドキーワードとしてピックアップしているアートの切り口も、まさにそういう感じ。前回の秋冬シーズンでもアートというトレンドはありましたが、今季は鑑賞する美術というよりも、日常にとけ込むアートな要素にフォーカスするようなイメージです。JUJUさんと吉岡徳仁さんのコラボレーションもそうですし、例えばジェフ・クーンズがLADY GAGAのアルバムアートワークに参加してたりとか、そういう事象に今っぽさを感じます」
──どのブランドをチェックしたらいいですか?
A「まずはショウ会場を美術館に見立てたシャネル。カール・ラガーフェルドは『自分たちの日常に現代アートがある。今はそういう時代なんだ』という言葉を残していました。会場にはシャネルのアイコンをモチーフにした現代アート風な作品が並んでいて(会場の様子は編集長ブログへ)、モデルさんたちが美大生のように歩いていく。どれもアイデアいっぱいの作品だったので作者を聞いたら、なんと全てカールが作ったのだというから驚き。『素晴らしい作品なら、それらが現代アートになるんだ』というメッセージが込められているような気がしました」
J「そのシニカルなメッセージ、いいですね。たしかに、日常はアートで溢れている」
Photo:Motohiko Hasui Intervew:Yukiko Ito Edit:Maki Saito
【誰に見せる訳でもなく、絵を描くのが趣味】
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