アートとファッションの密接な関係… JUJU×田中杏子 対談②/JUJU’s closet vol.23 | Numero TOKYO
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アートとファッションの密接な関係… JUJU×田中杏子 対談②/JUJU’s closet vol.23

JUJU’s クローゼット、秋冬のファッションシューティングを目前に、田中杏子編集長とJUJUがトレンドキーワードについて語り合う対談。第一弾のテーマ『Actress(シテマティックな女)』に続き、第二弾でピックアップするのは『Couture Mood (アートを纏う、クチュールのような構築美)』。ヌメロ・トウキョウ2013年10月号の特集「お洒落して美術館へ!」でも紹介しているこちらのテーマを掘り下げながら、JUJUの日常とアートの関係にも迫ります。
お洒落して、美術館へ行きましょう!

──2013-14年秋冬トレンドキーワードの一つ、『Couture Mood 』ってどんなスタイル?

田中杏子(以下T)「そもそもアートとファッションって密接に関係していると思いますが、今季のコレクションには、それが色濃く出てきていたという印象かな。服自体が美術的なアイテムもそうだし、それだけではなくて、美術館に足を運ぶためのきれいな装いも。今季はどちらアートの側面もあって、総じて『Couture Mood 』と呼んでいます。具体的には、ヘルムート・ラングがゲルニカ風のアートワークを用いていたり、クリスチャン・ディオールがアンディ・ウォーホルのポップアートをプリントしていたり。美術館に行くための服というのは、肌の露出はあるんだけどパーティスタイルではなくて、わりとシックでモダンに落とし込まれているようなもの。華やかというよりは地味めなんだけど、きれいに着こなすっていうスタイルがセリーヌやミュウミュウ、ボッテガ・ヴェネタなどに登場しています。アートがまたもやファッションと近くなったなという印象。JUJUさんは、美術館に行く機会はありますか?」

JUJU(以下J)「美術館、好きなんです。今はあまり行けなくなってしまいましたが、NYに住んでた頃はよく行ってました」

T「NYではどちらの美術館に行かれていたんですか?」

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