J「香りは私にとってすごく重要。ステージの前は必ず自分の香水を体に振らないと落ち着かないですね。今つけているのと同じ香り。わかりますか?」
T「清楚な香り…どこのブランドですか?」
J「随分前に廃盤になってしまったヴェルサーチ。海外で見つけたときに根こそぎ買ってきます。19歳の頃からこのヴェルサーチか、もしくはボルゲーゼのどちらか。特にボルゲーゼは思い出深いかも」
J「運命的な出合いだったんです! 当時、近所に住んでいるお姉さんがいて、その人とすれ違う度に漂ういい香りに夢中になってたんです。いつも見つけては後ろをくっついて、くんくん匂いをかいでたの(笑)。このいい匂いは何だろう?と思っていたんだけど、知る術がなくて。でもある日、その頃は京都に住んでいたのですが、烏丸の大丸を通りかかったら、ちょうどこの匂いがして。そこでボルゲーゼだと知ったんです。憧れていた香りを見つけた瞬間は高揚しましたね。お姉さんは話しかけられないくらい素敵な人だったから、確かめることはできなかったけど。でも絶対合ってます。嗅覚は鋭いので」
T「そのお姉さん、知人ではなかったんですね!?」
J「全然知らない人だったんです。いい香りの人が好きで、今でも朝に犬の散歩をしていて素敵な香りの人が通りかかると、匂いをかぎながら後ろを付いていきます(笑)。そのくらい香りは欠かせない要素」
T「だからステージに上がる前に香りを纏うんですね」